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 江戸期
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俳 句 ・ 川 柳〕

  • 俊 安 「風の手の ...」 トピックス 054
     (所収: 野々口 親重(立圃)編著 (1665 寛文五年) 『 小町躍 』 全六冊 : 春上(第一冊)。 影印本 [赤木文庫蔵本] : (1972) 近世文学書誌研究会編 『小町踊 上・下』<近世文学資料類従 古俳諧編 2、3> 森川昭 解説、勉誠社 :上 p.88 
  • 作者未詳 「御さいの子 もへぎの紐て あやを取」 : 『誹風柳多留 二編二二』 宝暦十三年(1763)作、明和四年(1767)刊
     (所収:『誹風柳多留』 (1−5、拾遺 上・下、寛政八年刊)、 校訂:山沢英雄、岩波文庫3967-68 、1950:(1)p.77)
     (所収:前田喜代人『川柳/江戸の遊び』:p.283)
  • 作者未詳 「糸とりは 小娘達の はた遊び」 : 『雑俳・重ね扇』 編者未詳、安永二年(1773)刊?
     (所収:『日本国語大辞典』小学館、1976:vol.1「いととり」,p.270)
  • 作者未詳 「取はづし して新造 しかられる」 : 『柳筥 一篇六』 天明三〜六年(1783-6)刊
     (所収:『初代 川柳選句集』 校訂:千葉治、 岩波文庫、1977::(下)p.11)
     (所収:前田喜代人『川柳/江戸の遊び』:p.283)
  • 作者未詳 「遣り手が綾 いく度取っても 猫俣」 : 『誹風柳多留 三二篇十八』
     (所収:『新編 川柳大辞典』 粕谷宏雄編 東京堂出版 1995) (12/22/2010)
  • 作者未詳 「手の先で 知恵を織出す 綾の糸」 : 『誹風柳多留 八二篇五』
     
    (所収:『新編 川柳大辞典』 粕谷宏雄編 東京堂出版 1995) (12/22/2010) 
  • 作者未詳 「綾取で 能く織上げた かきつばた」 : 『誹風柳多留 一二一篇丙十六』
     (所収:『新編 川柳大辞典』 粕谷宏雄編 東京堂出版 1995) (12/22/2010)
  • 作者未詳 「綾取って 錦の帯の 橋を掛」 : 『誹風柳多留 一二一丙九』
     (所収:前田喜代人『川柳/江戸の遊び』:p.283、 『新編 川柳大辞典』 粕谷宏雄編 東京堂出版 1995)
  • 作者未詳 「ねこまたはどれゞゝゞゝと姉がとり」 : 『誹風柳多留 拾遺二篇十三』 寛政八年(1796)刊 トピックス 049
     (所収:前田喜代人『川柳/江戸の遊び』:p.282)
  • 東烏(鳥?) 「女らが あやとり習う 唐にしき」 : 『俳諧 甘日月』 享和元年(1801)刊
     (所収:『日本国語大辞典』小学館、1976:vol.1「あやとり」,p.452)
     (所収:前田喜代人『川柳/江戸の遊び』:p.283)

  • 前田 喜代人 (1975) 「文取り(綾取り)」−『 川柳/江戸の遊び 』(国文学解釈と鑑賞 519) 佐藤要人 編、至文堂  :表紙写真 「二人綾取り」、pp.282-283 川柳 (ねこまたは... 他 五句) トピックス 049

  • 佐藤 要人、高橋 雅夫 監修、藤原 千恵子 編 (1996) 『 浮世絵に見る江戸の一日』 河出書房新社 p.32 春信の錦絵、p.33 川柳(綾取って錦の...)



  • 井原 西鶴 (1682 天和二年) 『 好色一代男 』 全八巻 : 巻五
     
    〜 復刻本 [荒砥屋孫兵衛可心 板] : (1955, 1999)  『好色一代男』 校訂:横山重、岩波文庫  :p.144  あやとり遊びの名称
  • 井原 西鶴 (1684 貞享元年) 『 諸艶大鑑(好色二代男)』 全八巻 : 巻ニ
     
    〜 復刻本 [池田屋三良右衛門 参河屋久兵衛 板] : (1958, 1999)  『好色ニ代男』 校訂:横山重、岩波文庫  :p.92  あやとり遊びの名称

Last updated  11/20/2005 TOP

 明治・大正期

〔 詩 〕 

  • 竹久 夢二  (1919 大正八年) 「綾とりをする少女」−『 夢のふるさと 』 新潮社 (復刻本 :(1993) 『竹久夢二文学館』 第2巻−詩集U、日本図書センター)

     〜 この詩は 《
    J−TEXTS 日本文学電子図書館 》 で公開されています → 近代文学作家作品 ◎竹久夢二(20詩歌集) → 『夢のふるさと。 詩の一節 「ぺんぺん ことかいな」は 夢二が旅先で聞いた伝承のあやとり遊び唄 → 『日本童謡撰 あやとりかけとり』に収録されている。  (Ys 05/27/2006)

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 昭和期・現代
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〔絵 本 / 童 話 / 児童文学

  • さとう よしみ (1957) 「あやとり(新童謡)」 − 『 ふるさと日本 2年生 』 和歌森太郎 監修、菊池喜栄治・孝橋謙二・西山 敏夫/編、 実業之日本社: p.112-113、155(編者解説)
     〜 この歌詞から、当時は「いととり」があやとりの呼び名として広く通用していたことがうかがえる。 (Ys 12/22/2010)
  • 早船 ちよ (1967) 「ハネつきとあやとり」 − 『 おはなし日本2 あそびとわらべうた 』 久保喬編 盛光社: p.127-134 (推定初版: 同題、三十書房、1960)
     〜 お正月が近づき、羽子板を飾り、二人あやとりを歌いながら取り合う姉妹。 昭和30年代には さほど珍しくもなかったこのような情景も、今は知る人も少なくなってきました。 作者の代表作は 『キューポラのある街』。 飛騨市郷土民芸会館に「早船ちよ館」があります → こちら。 (Ys 12/22/2010)
  • 安房 直子 (1975) 「 青い糸 」 − 『 童話集 銀のくじゃく』 書き下ろし作品  装画:赤星亮衛 筑摩書房 1975 (ちくま文庫版 1985年刊)

     〜 優れた作品は 読者にさまざまな‘読み’を許します。 筆者は、この儚く美しいメルヘンを 「あやとり」の魅力/魔力 を描いた稀有な作品として味わいました。

    「一人で取るあやとり」には 作り手に働きかけるアンビバレンスな力があることを知っている「圭子」。 それは作者自身でもありましょう。 1973年に 世界のあやとりを紹介した本が注目を集め、ちょっとしたあやとりブームになりました。 それはこの作品が書き下ろされた時期でもあります。 作者の「あやとり」に対する繊細にして鋭い感性と その理解の深さは、幼少の頃の自らの体験に根差しているのでしょうか? それとも大人になってから あやとり世界の奥深さを知って一気にその本質を感得したのでしょうか? 残念ながら、作者はすでに亡く それを知るすべもありません。

    「青い糸」は ‘あやとりとは何か’を考える上で欠かせない作品と言えましょう。 2004年に刊行された
    安房直子コレクション 6巻 『世界の果ての国へ』(偕成社) に収録されています。 (Ys 02/02/2006)
  • 山田 正志 (1980) 「あやとりのすきなまいちゃん」 − 『 子どもの館 8巻9号(88) 』 福音館書店: p.50-66
     〜 あやとり谷の森も川もすべて‘まじょ’があやとりで生み出した・・・。 この物語で展開される壮大なあやとりのイメージ、コミカルなコブタたちの動きは、アニメで表現すると面白いのではないでしょうか。 (Ys 12/22/2010)
  • 平塚 ウタ子 (1982) 「クモのあやとり」 宮下 佐奈美/絵 − 『 童話 』 後藤 楢根/編集・発行、日本童話会: #351 p.21-29
     〜 あやとりからクモの巣を連想することは、以前はふつうのことでした。 しかし、クモは毛嫌いする人が多く、また、強力殺虫剤の使用でクモを見る機会がほとんどなくなりました。 子どもの頃に クモが草木の枝に巧みに巣を張るのをずっと見つめていた経験のある人には、親しみの感じられる作品といえましょう。 ついでながら、クモの好きな人には、この本がオススメです−『 クモの網―What a Wonderful Web! (INAX BOOKLET) 』。 (Ys 12/22/2010)
  • やまわき ゆりこ 作・画 (1985) 『 そらをとんだけいこのあやとり』 福音館書店   トピックス 006

  • 今江 祥智 (1989) 「あやとりっこ」 宇野亜喜良/絵 − 『 飛ぶ教室 (30)』 光村図書:p.139-142 (所収:『 今江祥智の本 第30巻 ラベンダーうさぎ 』 理論社 1990)
     〜 小学3年生の男の子の淡い恋の物語。 あこがれの女の子と二人あやとりを取り合うドキドキ感は作者と同世代の男性には共感できるでしょう。 (Ys 12/22/2010) 

  • 佐々木 マキ 作・画 (1994) 『 とりどりのとり 』 クレヨンハウス

     〜 こんな‘とり’知ってる? 「しりとり・あまやどり・さとり・...」、もちろん「あやとり」もいます。 鳥好きの著者が楽しみながら作ったことが そのまま伝わってくる絵本です。 (Ys 08/05/2006)

  • 加古 里子 [かこ さとし]  (2006) 『 だるまちゃんとやまんめちゃん 』 −「こどものとも 2006年7月号」、福音館書店

     〜 ストーリーには関係ありませんが だるまちゃんがやまんめちゃんと「あやとり」をしています。 シリーズの1作目 『
    だるまちゃんとてんぐちゃん』 が出版されたのが1967年ですから、今回(7作目)の刊行までに40年の歳月が流れています。 ‘本’を大切にする著者や出版社ならではの 息の長い仕事ですね。 なお、氏の著作には「あやとり本」の先駆けとなる 『日本伝承のあそび読本』 もあります → 「あやとり」の本。  (Ys 07/09/2006)

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小 説

  • 藤田 雅矢 (1995)  『 糞 袋 』 新潮社  

     〜 「糞舟」の臭い漂う西鶴の句で幕開けとなる 都びとの糞尿まみれの物語。 人間という‘生き物’の本性の一端を描いたこの作品、不快な読後感を与えないのは作者のお人柄でしょうか。 作中で「あやとり」がどのように使われているのか? は読んでのお楽しみ。 でも、‘糞尿譚’に嫌悪感をお持ちの方は読まない方が...。 (Ys)

  • 黒須 紀一郎 (2006)  『 日本国王抹殺 』 作品社 

     〜 『役行者』・『覇王不比等』など 歴史小説に新境地を開いた著者の最新作。
     「綾取り」については、読者それぞれの感想がおありでしょう。 筆者は 上手に取り入れている と思います。 詳しくは トピックス 141 へ。 (Ys 06/24/2006)

エッセイ〕

  • 川上 弘美 (1999) 「猫のゆりかご」  日本経済新聞夕刊 文化面 (所収: 『 ゆっくりさよならをとなえる 』 新潮社、2001; 新潮文庫版 2004)

     〜 新聞連載エッセイの一篇。 「
    小説を書くことに疲れると、取り出して見る本があって、...」 (文庫版、p.76)。 その本は 『あやとり』(野口広 1973)! → 「あやとり」の本 

    なぜ この本で疲れがとれるのか。 その説明が、いかにも この作家らしくて、とても面白い。 それにしても、無味乾燥の<あやとりの取り方指示文>を おいしく読む方がおられるとは まったく思いもかけないことでした。  (Ys 07/28/2006)

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〕 

  • 高柳 誠 (1985) 『 綾取り人 <詩集> 』 湯川書房、大阪

     〜 ジェイムス・フレイザー卿の名著 『金枝篇』(1890−1936)には、次の一節があります。

    「イグルリクのエスキモー[原文のまま。現在は使われない呼称]は、秋になって太陽が南へまわり、北極の空低く沈んで行くとき、それを糸の網目で捉えて消え行くのを防ぐために綾取り遊びをする。」 (永橋卓介 訳、岩波文庫版(一)第五章 天候の呪術的調節 p.183)。

    イグルリク(Igloolik)はカナダ極北圏、バフィン島北部の南方沖の小島。 1970年代の調査でも、現地のイヌイットから同様の言い伝えが記録されています。  

    "太陽が姿を見せる季節は、綾取りが太陽の膝を傷つける恐れがあるので、綾取りをしてはいけない。 膝に傷を負った太陽は厚い雲に隠れ、寒い日が長々と続くから"。 そして、日中でも太陽が昇らず薄明の状態が続く‘極夜’の日々、太陽がこのまま永久に姿を消してしまわないように綾取りが行われる。 (Saladin d'Anglure, B. "String Games of the Kangirsujuaq Inuit." 2003 Bulletin of the ISFA 10 :p.80 )。

    このような「綾取り」の奥深い一面を知る読者は、作者の紡ぎ出す詩の世界、その虚と実の間[はざま]に遊ぶことができましょう。 口承神話・伝説の研究者や愛読者諸氏にも 気分転換にお勧めします。  (Ys 04/23/2006)


  • 山本 沖子 (1979 ?) 『夜明け』 (詩集 『朝のいのり』 文化出版局 1979)

    〜 二人の子供の可愛い姿が目に浮かぶ。
    (情報提供いただいた<K美術館>さんに感謝。 Ys 11/27/2013)

  • 木村 信子 (2002)  『 指 』

    〜 「あやとり」→「こんがらがる」 は、もっともありふれたイメージ連想。 それをひとひねり、「こんがらがる」のは「あやとり」ではなく...。(Ys 03/19/2006) 
     
    この詩は 木村信子さんのサイトに掲載されています。
    《Norra's Page "Epilogue" 木村信子 ─夢から紡ぐ現代詩と童詩─》
    「Epilogue (32)」 のページ。 「Site内検索」−[あやとり]の方が近道かも。


短 歌〕 

  • 「あやとりのやうにこころをからませて一組のこの男女は沈む」 岡井 隆

    (所収: 『 歳月の贈物 』 国文社 1978年)

    (情報提供者の‘K美術館’さんに感謝。 Ys 11/12/2012)


  • 「綾とりに取れぬ山川魚小鳥人の思ひもわれもさびしも」 馬場あき子

    (所収: 『 晩 短歌新聞社 1980

    〜  黙読していると、馬場さんのお声が聞こえてくる。 ハル〜スラリ〜シットリ〜シヅメ − 上手の謡を聴くような心地よさ。 (Ys 03/19/2006)

    (掲載を許可していただいた馬場あき子さん、情報提供者の‘K美術館’さんに感謝。)

    馬場あき子さん主宰 「歌林の会」のホームページ → 《 かりん


  • 母と娘のあやとり続くを見ておりぬ「川」から「川」へめぐるやさしさ」 俵 万智

    (所収: 『 かぜのてのひら 』 河出書房新社 1991)

    〜 小学生の頃、「川」から「川」へ取り上げると 相手の子が口を とんがらせて「なァーんやー」と言ったのを思い出しました。 (Ys 03/18/2006)

    (掲載を許可していただいた俵万智さん、情報提供者の‘K美術館’さんに感謝。)

    万智さんのオフィシャルサイト → 《俵万智のチョコレート BOX》


  • 「子のゆめのこぼれにほへる子の部屋にあやとりあそぶ母われひとり」 桜丘瑛子

    (所収:『 現代短歌分類辞典 』 36巻 津端 修・津端幸子 編纂、 1974:p.1、『 現代短歌分類辞典 (36巻) 』  現代短歌分類辞典刊行所 (1994/03) ) (TS 12/22/2010)

〔俳 句〕

  • 渡るあやとりの梯子は消え」 寺山修司
    (所収:『花粉航海』 ハルキ文庫、角川春樹事務所 (2000) 原著:深夜叢書社、1975

  • 「悪霊を呼ぶあやとりの月を成し」  寺山修司
    (所収:『花粉航海』 ハルキ文庫、角川春樹事務所 (2000) 原著:深夜叢書社、1975

    〜 自選代表句集、大半は青森高校時代の作。 「あやとり」から喚起される心の深層のスピリチュアルなイメージ。 それは 長らく綾取りを伝承してきた<無文字社会>の人々の心象世界と相通じているようです。 それを言葉の作品として表現し得た 稀有な現代人がここに一人。 (Ys 01/16/2015)  [情報提供者:‘K美術館’さん]

 

  • 「綾取りや小鳥殺しの春の雪」 中村苑子
    (所収: 『花狩』 コーベブックス 1976)

    〜 「小鳥殺し」とは、春の彼岸頃に降る雪のことです。 暖かくなってきたところに、急に寒さがぶりかえす、そういうことでしょう。 平明な句として解釈すると、早春に厳しい寒の戻りとなった雪の日、閉じこもりあやとりをしている情景ということでしょうか。 しかし、綾取りという穏やかなものと、この「小鳥殺し」というおどろおどろしい表現との対比、さらに季語自体でも、「冬(あやとり)」と「春」という対比。 穏やかな日常のなかにもある厳しさを感じます。 この句によって、「小鳥殺し」という表現をはじめて知りました。  (TS 02/03/2008) [情報提供者:‘K美術館’さん]


川 柳

Last updated  02/02/2006 TOP

  海外の作品
  • 蒲 松齢  (17世紀末頃) 『 聊斎志異 − 巻七 梅女 』 (邦訳書: 柴田天馬 訳 (1969) 『完訳 聊斎志異 二』 角川文庫)  トピックス 135

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  • マーガレット R. マクドナルド (2004) 『 明かりが消えたそのあとで―20の怖いお話』 佐藤 凉子 訳・出久根 育 画、編書房  原著:MacDonald, Margaret Read (1988) "When the Lights Go Out : 20 Scary Tales to Tell". The H.W.Wilson Co., NY   

    〜 アメリカの著名なストーリーテラーが、子どもたち相手に語りかけて練り上げた「怖いお話」20編。 読者が話し手となって語る場合のアドバイスには、長年の経験に裏付けされた著者ならではの説得力があります。

    その一編、「トタングアック」の原話は、1920年代にカナダ極北圏のネツリック・イヌイットが伝承していた「あやとり精霊の話」です。 語りながら あやとり(「つぶれたテント」=「
    シベリアの家」)を作って見せるなど、原話にはない巧みなアレンジで‘面白怖い’お話に仕上げてあります。 <あやとりの精霊>については、こちら をご覧下さい。

    これまでの調査で、世界各地のあやとりには唄や語りを伴うものが数多くあったことがわかりました。 それが本来のあやとりの姿であったようです。 日本の伝承あやとりにも、戦前の農村の交換結婚のことを歌った唄や隣町の悪口唄が調査記録に残されています。 今日でも、昔から伝承されてきた「あやとりとお話」を語る人々(アラスカ先住民ユッピク、ニュージーランド先住民マオリなど)や、世界のいろいろなあやとりに新しいお話を付けようと試みている人たち(海外のISFA会員ら)もいます。 これからストーリーテラーを目指す人は、子どもたちに興味を持たせる演出として、「あやとり」にも注目されてはいかがでしょうか。 この「トタングアック」は そのお手本となる作品といえましょう。  (Ys 10/19/2007)

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