Last updated: 2021/11/22

はしごのあやとりの研究 – ひねりばしご、ひねりひねりばしご、はしごの段を増やす方法 –

加子勲@ISFA 2021/11/22

ひねり2段ばしご、ひねり4段ばしご、ひねりひねり2段ばしごの存在を知る

はしごのあやとりには、最後に手をひねらない、2段ばしご、4段ばしごなどと、最後に手をひねる、ひねり1段ばしご、ひねり3段ばしごなどがあります。あやとりの本やサイトには、最後に手をひねるはしごでも、「ひねり」という言葉をつけず、1段ばしご、3段ばしごと書いてあることが多いですが、ひねらない1段ばしご、ひねらない3段ばしごもあるので、ここでは、区別するために、最後に手をひねるはしごを「ひねりばしご」と呼びます。

私は、ひねらないはしごについては全ての段、ひねりばしごについては1段と3段を知っていました。最近、本やサイトを見て、ひねり2段ばしご、ひねり4段ばしご、ひねりひねり2段ばしごの存在を知りました(「わかりやすいあやとり百科(ポプラ社)」、「あやとり工房」さんのサイト)。

あやとりの本やサイトに載っていたのとは違う操作で、ひねり1段ばしご~ひねり4段ばしごを作る方法を見つける

あやとりの本やサイトには、ひねり1段ばしご、ひねり3段ばしごを作る途中で、指にかかっている糸を1回転ひねって、ひねり1段ばしご~ひねり4段ばしごを作る方法が載っています。ふと思いついて、1回転ではなく、半回転ひねってみました。すると、ひねりばしごがひねらないはしごに、ひねらないはしごがひねりばしごになりました。記録を取りながら、指にかかっている糸を半回転手前へひねったり、向こうへひねったり、右手の指だけひねったり、左手の指だけひねったりしてみました。その結果、2段ばしごを作る途中から違う操作をして、ひねり1段ばしご~ひねり4段ばしごを作る方法、ひねり1段ばしご、ひねり3段ばしごを作る途中から違う操作をして、ひねらない1段ばしご~ひねらない4段ばしごを作る方法を見つけました。

ひねり5段ばしごの作り方を見つける

あやとりの本やサイトで、ひねり4段ばしごまで存在することが分かり、自分でもひねり1段ばしご~ひねり4段ばしごの作り方を見つけたので、次はひねり5段ばしごを作りたいと思いました。あやとりの本には載っていないので、インターネットで検索しました。しかし、見つかりません。そんな中、「数理パズル(中公新書)」という本に、「からみが三ヶ所ある5段ばしご」として「ひねり5段ばしご」が載っているのを見つけました。さっそく作ってみましたが作れません。途中図が、指が描いてない糸だけの図で、さらに説明文がないので、解読が難しいのです(後に解読できました)。いろいろやっているうちに、自分の知っているはしごを4段増やす操作を使って、ひねり3段ばしごからひねり7段ばしごを作ることができました。同様にして、ひねり2段ばしごからひねり6段ばしごも作れました。でも、ひねり1段ばしごからひねり5段ばしごは作れません。ひねり5段ばしごに近いけれど崩れた形になります。ひねり1段ばしごの左端の真ん中のからみが特殊なためだと考えられます。さらにいろいろやっているうちに、はしごを4段増やす操作を片側だけでやったら2段増えるかなと思いつき、やってみました。そうしたら、3段ばしごを基に念願のひねり5段ばしごできました。そして、50年以上気づかなかったことに気がつきました。それは、はしごを4段増やす操作が、片側だけでできることと、できあがりのはしごが半回転しているということです。この操作を使えば、いろいろな段のひねりばしご、ひねりばしごをさらに半回転ひねったひねりひねりばしごを作れることになります。

自分の知っているはしごを増やす操作が既知のものではないらしいことに気づく

はしごのあやとりは、パズル的な面白さがあり、多くの人が研究しているようです。自分が見つけたひねり5段ばしご、ひねりひねり5段ばしごなどは、既に誰か見つけて発表しているかもしれないと思い、国際あやとり協会さんに会報などに発表されていないか問い合わせてみました。そして、既知のものではないようだとの返事を頂きました。自分が知っているはしごを増やす操作は、あやとりの本やサイトには載っていませんが、自分が小学生のとき同級生から教えてもらったものなので、自分以外にも知っている人がいるはずです。この操作が世の中にはほとんど知られていないことにも気づき、驚きました。この操作を多くの人に知ってもらいたいと思います。

「五つ綾」cited from BISFA-11

[編者注]:過去の文献を少しあたったところ、よく知られたはしご以外では、上記の他に「ひねりひねり5段ばしご」が BISFA-11の 159ページに「五つ綾」として掲載されていました。 はしごの研究は数理パズルなどの古い文献にもありますが、BISFAには以下のような記事があります。

「2段ばしご」を作る途中から、指にかかっている糸をひねって「ひねり1段ばしご」~「ひねり4段ばしご」を作る方法

よく知られた「2段ばしご」は次のように作ります。

  1. 右手から取る人差し指の構え。
  2. 親指の糸を外す。
  3. 親指で上から小指向こうの糸を取る。
  4. はしご展開」を行う。
    1. 反対側の手を使って、人差し指根元の手前の糸を親指にもかける。
    2. 親指根元にかかっていた下の糸を外す。(ナバホ取り)
    3. 人差し指を親指と人差し指の間の三角に上から入れる。
    4. 小指の糸を外して人差し指を下から向こうへと回して広げる。

ここで、次のようにひねり操作を入れると、「ひねり1段ばしご」~「ひねり4段ばしご」を作ることができます。

  1. 右手から取る人差し指の構え。
  2. 親指の糸を外す。
  3. 親指で上から小指向こうの糸を取る。
  4. 小指の糸を外す。(A)
  5. 以下のひねり操作を入れる。
    • 両手の親指・人差し指の糸を半回転手前へひねってかけ直す。⇒「ひねり1段ばしご」になる。
    • 右手の親指・人差し指の糸を半回転手前へ、左手の親指・人差し指の糸を半回転向こうへひねってかけ直す。⇒「ひねり2段ばしご」になる。
    • 両手の親指・人差し指の糸を半回転向こうへひねってかけ直す。⇒「ひねり3段ばしご」になる。
    • 右手の親指・人差し指の糸を半回転向こうへ、左手の親指・人差し指の糸を半回転手前へひねってかけ直す。⇒「ひねり4段ばしご」になる。
  6. 小指で上から親指向こうの糸を取る。
  7. はしご展開」を行う。
  8. 右手を半回転向こうへひねる。
「2段ばしごの途中」→「ひねり1段ばしご」
「2段ばしごの途中」→「ひねり2段ばしご」
「2段ばしごの途中」→「ひねり3段ばしご」
「2段ばしごの途中」→「ひねり4段ばしご」

この方法で作ると、最後のはしごを見せるためのひねりは、通常のよく知られた「ひねり3段ばしご」などとは逆になります。 最初に、左手の人差し指から取り始めれば、最後を通常のひねり(左手を半回転向こうへひねる操作)にできます。

(A) で小指の糸を外して親指・人差し指の4本の指に糸がかかっている状態から再び小指で親指手前の糸を取り、親指を外して、人差し指・小指の4本の糸を半回転ひねっても「ひねり1段ばしご」~「ひねり4段ばしご」ができます。これを行うと小指を締め付けてかかっている糸が普通にかかった状態になります。(ひねらない4段ばしご→5段ばしごのときは、人差し指・小指でひねる。これを親指・人差し指でひねっても同じ)

指にかかっている糸を1回転ひねってはしごを増やす方法はよく知られていますが(4段→5段、2段→3段など)、半回転ひねると、「ひねりばしご」になるところが面白いと思います。

「ひねり3段ばしご」を作る途中から、指にかかっている糸をひねって「ひねらない1段ばしご」~「ひねらない4段ばしご」を作る方法

よく知られた「ひねり3段ばしご」は次のように作ります。

  1. 右手から取る人差し指の構え。
  2. 小指の糸を外す。
  3. 小指で下から親指手前の糸を取る。
  4. 親指の糸を外す。
  5. 親指で上から小指手前の糸を取る。
  6. はしご展開」を行う。
  7. 左手を半回転向こうへひねる。

ここで、次のようにひねり操作を入れると、「ひねらない1段ばしご」~「ひねらない4段ばしご」を作ることができます。

  1. 右手から取る人差し指の構え。
  2. 小指の糸を外す。
  3. 小指で下から親指手前の糸を取る。
  4. 親指の糸を外す。
  5. 以下のひねり操作を入れる。
    • 右手の人差し指・小指の糸を半回転手前へ、左手の人差し指・小指の糸を1回転半手前へひねってかけ直す。⇒「ひねらない1段ばしご」になる。
    • 両手の人差し指・小指の糸を半回転手前へひねってかけ直す。⇒「ひねらない2段ばしご」になる。
    • 右手の人差し指・小指の糸を半回転向こうへ、左手の人差し指・小指を半回転手前へひねってかけ直す。⇒「ひねらない3段ばしご」になる。
    • 両手の人差し指・小指の糸を半回転向こうへひねってかけ直す。⇒「ひねらない4段ばしご」になる。
  6. 親指で上から小指手前の糸を取る。
  7. はしご展開」を行う。

「ひねり1段ばしご」を作る途中から、指にかかっている糸をひねって「ひねらない1段ばしご」~「ひねらない4段ばしご」を作る方法

よく知られた「ひねり1段ばしご」は次のように作ります。

  1. 親指に糸をかける。
  2. 小指で上から親指手前の糸を取る。
  3. 右手から人差し指で掌の糸を取り合う。
  4. 小指の糸を外す。
  5. 小指で上から親指向こうの糸を取る。
  6. はしご展開」を行う。
  7. 左手を半回転向こうへひねる。

ここで、次のようにひねり操作を入れると、「ひねらない1段ばしご」~「ひねらない4段ばしご」を作ることができます。

  1. 親指に糸をかける。
  2. 小指で上から親指手前の糸を取る。
  3. 右手から人差し指で掌の糸を取り合う。
  4. 小指の糸を外す。
  5. 以下のひねり操作を入れる。
    • 右手の親指・人差し指の糸を半回転向こうへ、左手の親指・人差し指の糸を半回転手前へひねってかけ直す。⇒「ひねらない1段ばしご」になる。
    • 両手の親指・人差し指の糸を半回転向こうへひねってかけ直す。⇒「ひねらない2段ばしご」になる。
    • 右手の親指・人差し指の糸を半回転手前へ、左手の親指・人差し指を半回転向こうへひねってかけ直す。⇒「ひねらない3段ばしご」になる。
    • 両手の親指・人差し指の糸を半回転手前へひねってかけ直す。⇒「ひねらない4段ばしご」になる。
  6. 小指で上から親指向こうの糸を取る。
  7. はしご展開」を行う。

はしごの段を片側に2段増やす操作、両側に2段ずつ増やす操作

以下の操作を行うと、右側にはしごが2段増え半回転ひねった状態になります。

  1. はしご(「2段ばしご」や「4段ばしご」など)を作る。
  2. はしごを作っている親指と人差し指を上に向ける。
  3. 右手だけで「はしごを2段増やす操作」を行う。
    1. 人差し指の輪にかかる糸の菱形の右上部分(人差し指が入っている部分)に小指を入れる。
    2. 小指を曲げて菱形の右上部分の糸を引っかけ、下に引っ張る。
    3. 親指の糸を外す。
    4. 親指の先を小指で引っ張った部分に入れる。
    5. 親指を下から手前へ回して小指向こうの糸を取る。
    6. 小指の糸を外す。
  4. 左手だけで「はしご前の状態に戻す操作」を行う。
    1. 人差し指を内側へ回して、人差し指の輪にかかる斜めの糸を下から取る。(人差し指にかかっていた糸は外れる)
    2. 親指で親指の輪にかかる斜めの糸を上から押さえ(親指の糸は外れる)、親指を向こうから上に向ける。
  5. 小指で上から親指向こうの糸を取る。
  6. はしご展開」を行う。「2段ばしご」から作れば「ひねり4段ばしご」になる。
「2段ばしご」→「ひねり4段ばしご」

左手の操作を右手と同様にして両手で行えば、右側にはしごが2段増え、半回転ひねった状態、左側にもはしごが2段増え、半回転ひねった状態になります。両方でひねっているので、見かけ上はひねってない、はしごが4段増えた状態になります。2段ばしごから6段ばしごを作るとき、よく見ると、2段ばしごのとき上だった糸が6段ばしごになったとき下に、2段ばしごで下だった糸が6段ばしごになったとき上になっています。

「2段ばしご」→「6段ばしご」

はしご前の状態に戻す操作」は面倒くさいので、やらずに、はしごにせず待っていて、「はしごを2段増やす操作」をしてから、最後に両手ではしごを作ることもできます。

この操作は、2段以上のはしごに応用できます。ひねりばしごにも応用できます。 次に例をいくつかあげてみます。

「ひねり5段ばしご」「ひねらない7段ばしご」の作り方

  1. ひねらない3段ばしご」を作る。
    1. 左親指と左人差し指に糸をかける。
    2. 左親指と左人差し指の間の糸を右人差し指腹で引っかけて右に引き出し、右人差し指を手前から上に向ける。(右人差し指の糸を半回転手前へひねる操作)
    3. 右小指で左親指と左人差し指の間の糸を取る。
    4. 左小指で上から左親指向こうの糸を取る。
    5. 右親指で上から右小指手前の糸を取る。
    6. はしご展開」を行う。「ひねらない3段ばしご」が完成。
  2. はしごを作っている親指と人差し指を上に向ける。
  3. 右手だけで「はしごを2段増やす操作」を行う。
  4. 左手だけで「はしご前の状態に戻す操作」を行う。
  5. 小指で上から親指向こうの糸を取る。
  6. はしご展開」を行う。
  7. 左手を半回転向こうへひねる。「ひねり5段ばしご」が完成。
「ひねらない3段ばしご」→「ひねり5段ばしご」

左手でも「はしごを2段増やす操作」を行うと、「ひねらない7段ばしご」ができます。

「ひねらない3段ばしご」→「ひねらない7段ばしご」

「ひねりひねり5段ばしご」「ひねり7段ばしご」の作り方

  1. よく知られた「ひねり3段ばしご」を作る。
  2. 左手のひねりを戻す。
  3. はしごを作っている親指と人差し指を上に向ける。
  4. 右手だけで「はしごを2段増やす操作」を行う。
  5. 左手だけで「はしご前の状態に戻す操作」を行う。
  6. 小指で上から親指向こうの糸を取る。
  7. はしご展開」を行う。
  8. 左手を向こうから下に向け、左手を右に移動して右手の前で交差させて、左手を上に向ける。「ひねりひねり5段ばしご」が完成。
「ひねり3段ばしご」→「ひねりひねり5段ばしご」

左手でも「はしごを2段増やす操作」を行うと、「ひねり7段ばしご」ができます。

「ひねり3段ばしご」→「ひねり7段ばしご」

はしごのあやとりをはしご前の状態に戻して、180度回すように指の糸をかけ換えると、違うはしごになる

はしごを作った後、「はしご前の状態に戻す操作」を行います(両手の親指・人差し指に糸がかかっている状態に)。次に、「180度回すように糸をかけ換える操作」を行います(左親指の糸を右人差し指に、左人差し指の糸を右親指に、右親指の糸を左人差し指に、右人差し指の糸を左親指に)。私は次のように操作しています。

  1. 左手の親指・人差し指の糸を右手の小指・薬指に移す。
  2. 右手の人差し指・親指の糸を左手の親指・人差し指に移す。
  3. 右手の薬指・小指の糸を右手の親指・人差し指に移す。

そして、小指で親指向こうの糸を取り、はしご展開を行えば違うはしごになります。このとき、ひねらないはしごはひねりばしごになり、ひねりばしごはひねらないはしごになります。ただし、すべてのはしごで成り立つわけではありません。例えば、よく知られている4段ばしごでこの操作を行うと崩れた形になります。また、この方法で作ったひねりばしごは、最後のはしごを見せるためのひねりが通常と逆になり、右手を半回転向こうへひねることになります。

次に例をいくつかあげてみます。

「ひねらない2段ばしご」→「ひねり1段ばしご」

  1. よく知られた「2段ばしご」を作る。
  2. はしご前の状態に戻す操作」を行う。
  3. 180度回すように糸をかけ換える操作」を行う。
  4. 小指で上から親指向こうの糸を取る。
  5. はしご展開」を行う。
  6. 右手を半回転向こうへひねる。「ひねり1段ばしご」が完成。
「ひねらない2段ばしご」→「ひねり1段ばしご」

「ひねり3段ばしご」→「ひねらない4段ばしご」

  1. よく知られた「ひねり3段ばしご」を作る。
  2. はしご前の状態に戻す操作」を行う。
  3. 180度回すように糸をかけ換える操作」を行う。
  4. 小指で上から親指向こうの糸を取る。
  5. はしご展開」を行う。「ひねらない4段ばしご」が完成。
「ひねり3段ばしご」→「ひねらない4段ばしご」

(注意)「ひねり1段ばしご→ひねらない2段ばしご」は、ひねり1段ばしごにしてしまうと、はしご前の状態に戻すのが難しくなります。はしごにする前の親指・人差し指に糸がかかった状態で、180度回すように糸をかけ換えてはしごを作れば「ひねらない2段ばしご」になります。

「ひねり7段ばしご」「ひねり6段ばしご」の作り方

中村義作さんが「数理パズル(中央公論社)」で発表している「ひねり5段ばしご」を基に、「ひねり7段ばしご」、「ひねり6段ばしご」を作る方法を考えてみました。

数理パズルの「ひねり5段ばしご」の途中から「ひねり7段ばしご」を作る方法 その1

  1. ひねり5段ばしごの開始処理」を行う。
    1. 右手から取る人差し指の構え。
    2. 小指の糸を外す。
    3. 小指で上から親指向こうの糸を取る。
    4. 親指の糸を外す。
    5. 親指を、人差し指の輪の中に上から入れ、さらに、小指の輪の中に上から入れる。
    6. 親指の背で小指向こうの糸を取る(人差し指向こうの糸の下を通って親指が戻る)。
    7. 小指の糸を外す。
    8. 小指を人差指の輪の下を通し、親指の輪の中に下から入れる。
    9. 人差指の輪を小指に移す。
    10. 親指向こうから小指手前に走る掌の糸を小指から外す。
    11. 小指の輪を人差し指に移す。
  2. 親指・人差し指の輪を1回転手前へひねる。(B)
  3. 小指で上から親指向こうの糸を取る。
  4. はしご展開」を行う。
  5. 左手を半回転向こうへひねる。「ひねり7段ばしご」が完成。
「ひねり5段ばしご」→「ひねり7段ばしご」その1

(B) を片手だけで行うと「ひねり6段ばしご」になります。

「ひねり7段ばしご」を作った後、はしごを戻して、親指と人差し指に糸がかかった状態にする。これを180度回して(左親指の糸を右人差し指に、左人差し指の糸を右親指に、右親指の糸を左人差し指に、右人差し指の糸を左親指にかけ替える)、はしごを作れば、「6段ばしご」ができる。

数理パズルの「ひねり5段ばしご」の途中から「ひねり7段ばしご」を作る方法 その2

  1. ひねり5段ばしごの開始処理」を行う。
  2. 小指で下から親指向こうの糸を取る。
  3. 親指の糸を外す。
  4. 親指で上から小指手前の糸を取る。
  5. はしご展開」を行う。
  6. 左手を半回転向こうへひねる。「ひねり7段ばしご」が完成。
「ひねり5段ばしご」→「ひねり7段ばしご」その2

「ひねり7段ばしご」を作った後、はしごを戻して、親指と人差し指に糸がかかった状態にする。これを180度回して(左親指の糸を右人差し指に、左人差し指の糸を右親指に、右親指の糸を左人差し指に、右人差し指の糸を左親指にかけ替える)、はしごを作れば、崩れた形で「6段ばしご」はできない。

数理パズルの「ひねり5段ばしご」の途中から「ひねり7段ばしご」を作る方法 その3

  1. ひねり5段ばしごの開始処理」を行う。
  2. 小指で上から親指向こうの糸を取る。
  3. 親指の糸を外す。
  4. 親指で下から小指手前の糸を取る。
  5. 小指の糸を外す。
  6. 小指で上から親指向こうの糸を取る。
  7. はしご展開」を行う。
  8. 左手を半回転向こうへひねる。「ひねり7段ばしご」が完成。
「ひねり5段ばしご」→「ひねり7段ばしご」その3

「ひねり7段ばしご」を作った後、はしごを戻して、親指と人差し指に糸がかかった状態にする。これを180度回して(左親指の糸を右人差し指に、左人差し指の糸を右親指に、右親指の糸を左人差し指に、右人差し指の糸を左親指にかけ替える)、はしごを作れば、「6段ばしご」ができる。

2段ばしごを基にした「ひねりひねり1段ばしご」~「ひねりひねり4段ばしご」の作り方

ひねりひねりばしごの4段以上は、「はしご2段増やす操作」で作れますが、その操作でひねりひねりばしごの3段以下は作れません。そこで、「ひねりひねり1段ばしご」~「ひねりひねり3段ばしご」は、その操作を使わない別の作り方を考えました。「ひねりひねり4段ばしご」も似たような操作で作ることができるので、「ひねりひねり1段ばしご」~「ひねりひねり4段ばしご」の作り方を載せておきます。

ここでは、通常のよく知られた「2段ばしご」の取り方ではなく、次のように小指だけに糸をかける方法で取り始め、ひねりひねりにする操作を挿入しています。

  1. 小指からの2段ばしごの開始処理」を行う。
    1. 小指だけに糸をかける。
    2. 親指で下から小指向こうの糸を取る。
    3. 人差し指で掌の糸を取り合う。
    4. 親指の糸を外す。
    5. 親指で上から小指手前の糸を取る。
  2. はしご展開」を行う。「2段ばしご」が完成。

「ひねりひねり1段ばしご」の作り方

右手だけ親指・小指の操作を加えます。最後に、両手ではしごを作る操作をして、両腕を交差するようにして広げます。

  1. 小指からの2段ばしごの開始処理」を行う。
  2. 右手だけで以下の操作を行う。
    1. 右親指の糸を外す。
    2. 右親指で下から右小指手前の糸を取る。
    3. 右小指の糸を外す。
    4. 右小指で上から右親指向こうの糸を取る。
  3. はしご展開」を行う。
  4. 左手を向こうから下に向け、左手を右に移動して右手の前で交差させて、左手を上に向ける。
「2段ばしご」→「ひねりひねり1段ばしご」

「ひねりひねり1段ばしご」を作った後、はしごを戻して、親指と人差し指に糸がかかった状態にする。これを180度回して(左親指の糸を右人差し指に、左人差し指の糸を右親指に、右親指の糸を左人差し指に、右人差し指の糸を左親指にかけ替える)、はしごを作れば、「ひねり2段ばしご」ができる。

「ひねりひねり2段ばしご」の作り方

右手だけ親指・人差し指・小指の操作を加えます。最後に、両手ではしごを作る操作をして、両腕を交差するようにして広げます。

  1. 小指からの2段ばしごの開始処理」を行う。
  2. 右手だけで以下の操作を行う。
    1. 右親指の糸を外す。
    2. 右親指で下から右小指手前の糸を取る。
    3. 右小指の糸を外す。
    4. 右親指・右人差し指を1回転向こうへひねる。
    5. 右小指で上から右親指向こうの糸を取る。
  3. はしご展開」を行う。
  4. 左手を向こうから下に向け、左手を右に移動して右手の前で交差させて、左手を上に向ける。
「2段ばしご」→「ひねりひねり2段ばしご」

「ひねりひねり2段ばしご」を作った後、はしごを戻して、親指と人差し指に糸がかかった状態にする。これを180度回して(左親指の糸を右人差し指に、左人差し指の糸を右親指に、右親指の糸を左人差し指に、右人差し指の糸を左親指にかけ替える)、はしごを作れば、「ひねり1段ばしご」ができる。

「ひねりひねり3段ばしご」の作り方

左手だけ親指・小指の操作を加えます。最後に、両手ではしごを作る操作をして、両腕を交差するようにして広げます。

  1. 小指からの2段ばしごの開始処理」を行う。
  2. 左手だけで以下の操作を行う。
    1. 左小指の糸を外す。
    2. 左小指で下から左親指向こうの糸を取る。
    3. 左親指の糸を外す。
    4. 左親指で上から左小指手前の糸を取る。
  3. はしご展開」を行う。
  4. 左手を向こうから下に向け、左手を右に移動して右手の前で交差させて、左手を上に向ける。
「2段ばしご」→「ひねりひねり3段ばしご」

「ひねりひねり3段ばしご」を作った後、はしごを戻して、親指と人差し指に糸がかかった状態にする。これを180度回して(左親指の糸を右人差し指に、左人差し指の糸を右親指に、右親指の糸を左人差し指に、右人差し指の糸を左親指にかけ替える)、はしごを作れば、「ひねり4段ばしご」ができる。

「ひねりひねり4段ばしご」の作り方

左手だけ親指・小指の操作を加えます。さらに、右手だけ指を1回転向こうへひねる操作を加えます。最後に、両手ではしごを作る操作をして、両腕を交差するようにして広げます。

  1. 小指からの2段ばしごの開始処理」を行う。
  2. 左手だけで以下の操作を行う。
    1. 左小指の糸を外す。
    2. 左小指で下から左親指向こうの糸を取る。
    3. 左親指の糸を外す。
    4. 左親指で上から左小指手前の糸を取る。
  3. 右手だけで以下の操作を行う。
    1. 右小指の糸を外す。
    2. 右親指・右人差し指の糸を1回転向こうへひねる。
    3. 右小指で上から右親指向こうの糸を取る。
  4. はしご展開」を行う。
  5. 左手を向こうから下に向け、左手を右に移動して右手の前で交差させて、左手を上に向ける。
「2段ばしご」→「ひねりひねり4段ばしご」

「ひねりひねり4段ばしご」を作った後、はしごを戻して、親指と人差し指に糸がかかった状態にする。これを180度回して(左親指の糸を右人差し指に、左人差し指の糸を右親指に、右親指の糸を左人差し指に、右人差し指の糸を左親指にかけ替える)、はしごを作れば、崩れた形で「ひねり3段ばしご」はできない。

4段ばしごを基にした「ひねりひねり4段ばしご」~「ひねりひねり6段ばしご」の作り方

BISFA-11に「ひねりひねり5段ばしご」が掲載されているとの情報を頂きました。これは、途中の操作が「ひねりひねり3段ばしご」のところに書いた操作と全く同じです。BISFA-11の「ひねりひねり5段ばしご」は、4段ばしごを基にしているので「ひねりひねり5段ばしご」になり、私の「ひねりひねり3段ばしご」は、2段ばしごを基にしているので「ひねりひねり3段ばしご」になるということです。 4段ばしごを基にして、私の書いた「ひねりひねり2段ばしご」~「ひねりひねり4段ばしご」の操作を使えば、「ひねりひねり4段ばしご」~「ひねりひねり6段ばしご」が作れます(「ひねりひねり3段ばしご」はできません)。「ひねりひねり5段ばしご」はBISFA-11掲載のものと同じです。

よく知られた「4段ばしご」は次のように作ります。

  1. 4段ばしごの開始処理」を行う。
    1. 右手から取る人差し指の構え。
    2. 親指の糸を外す。
    3. 親指で下から小指向こうの糸を取る。
    4. 親指で上から人差指向こうの糸を取る。
    5. 小指の糸を外す。
    6. 小指で上から親指向こうの糸を取る。
    7. 親指の糸を外す。
    8. 親指で上から小指手前の糸を取る。
  2. はしご展開」を行う。「4段ばしご」が完成。

「ひねりひねり4段ばしご」の作り方

右手だけ親指・小指の操作を加えます。最後に、両手ではしごを作る操作をして、両腕を交差するようにして広げます。

  1. 4段ばしごの開始処理」を行う。
  2. 右手だけで以下の操作を行う。
    1. 右親指の糸を外す。
    2. 右親指で下から右小指手前の糸を取る。
    3. 右小指の糸を外す。
    4. 右親指・右人差し指を1回転向こうへひねる。
    5. 右小指で上から右親指向こうの糸を取る。
  3. はしご展開」を行う。
  4. 左手を向こうから下に向け、左手を右に移動して右手の前で交差させて、左手を上に向ける。
「4段ばしご」→「ひねりひねり4段ばしご」

「ひねりひねり5段ばしご」の作り方

左手だけ親指・小指の操作を加えます。最後に、両手ではしごを作る操作をして、両腕を交差するようにして広げます。

  1. 4段ばしごの開始処理」を行う。
  2. 左手だけで以下の操作を行う。
    1. 左小指の糸を外す。
    2. 左小指で下から左親指向こうの糸を取る。
    3. 左親指の糸を外す。
    4. 左親指で上から左小指手前の糸を取る。
  3. はしご展開」を行う。
  4. 左手を向こうから下に向け、左手を右に移動して右手の前で交差させて、左手を上に向ける。
「4段ばしご」→「ひねりひねり5段ばしご」

これは、BISFA-11に掲載されている「五つ綾」と同じです。「五つ綾」は右手で途中の操作をしています。

「ひねりひねり6段ばしご」の作り方

左手だけ親指・小指の操作を加えます。さらに、右手だけ指を1回転向こうへひねる操作を加えます。最後に、両手ではしごを作る操作をして、両腕を交差するようにして広げます。

  1. 4段ばしごの開始処理」を行う。
  2. 左手だけで以下の操作を行う。
    1. 左小指の糸を外す。
    2. 左小指で下から左親指向こうの糸を取る。
    3. 左親指の糸を外す。
    4. 左親指で上から左小指手前の糸を取る。
  3. 右手だけで以下の操作を行う。
    1. 右小指の糸を外す。
    2. 右親指・右人差し指の糸を1回転向こうへひねる。
    3. 右小指で上から右親指向こうの糸を取る。
  4. はしご展開」を行う。
  5. 左手を向こうから下に向け、左手を右に移動して右手の前で交差させて、左手を上に向ける。
「4段ばしご」→「ひねりひねり6段ばしご」