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  030 ナバホのあやとり (05/05/2002)

ネイティヴ・アメリカン・インディアン、ナバホの人々のあやとりは、1970年代に日本のあやとりの本でも紹介されるようになりました。 「蝶」「嵐の雲」、「稲妻」 やいろいろな「星」 など、見事なあやとりに魅了された方もおられると思います。 ところで、これまで紹介されてきたあやとりの多くは、C.F.ジェ−ンが1904年にセントルイス万博に‘参加’していた二人のナバホ少女から習ったもので、それぞれのあやとりに伴う言い伝えは全く知られていませんでした。 その後もナバホのあやとりに興味を引かれ、現地へ調査に行く人もいたようです。 しかし、ナバホの人々にとってあやとりは、<Holly people 聖なる人々> から与えられた大切なものであり、外の世界の人間にはほとんど秘密にされていました。 

1999年になって、ISFAとの交流が始まり、74種のあやとりが公開されました(*)。 個々のパターンの真の意味がすべて明らかにされたわけではありませんが、それでも、星座の誕生、ナバホの生き方や考え方に関わる言い伝えには興味の尽きぬものがあります。 

M. Sherman 編集長と W. Wirt さんは、2002年1月、再びナバホの地を訪れ親交を深め、会報に収録されたあやとりの取り方・解説をオン・ラインで公開する運びとなりました ⇒ 
海外の「あやとり」サイト。 ナバホ創世神話の邦訳書や、人々の現在の生活を描いた本 ( たとえば、河合隼雄 『 ナバホへの旅  たましいの風景 』、朝日新聞社 2002 )を手元に置いて、ナバホの地から発信されているあやとりの数々をお楽しみ下さい。 なお、ビデオ画像であやとりをしているのは、Sherman 編集長です。

* Will Wirt and Mark Sherman, "String Games of the Navajo", (Cultural notes contributed by Mike Mitchell) Bulletin of the ISFA Volume 7, 2000 : pp. 119-214)

(Ys)

 
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029 岡本太郎の「あやとり」論 (04/28/2002)

岡本太郎の著書を読まれている方から、氏が「あやとり」に言及しているとの情報がもたらされました: 『 岡本太郎の本 4 わが世界美術史 美の呪力 』(みすず書房 1999) (*) の、「一一.宇宙を彩る−綾とり・組紐文の呪術」 (pp.151-165) です。  

『 美の呪力 』は、1970年に発表された氏の代表作の一つ。積み上げられた石、血、火、闇、仮面などを題材に、人間存在の奥底から湧き出てくる本能の叫び・無意識の叫びを、芸術を生成する衝動と捉え、従来の西欧的な見方とは全く正反対の方向から、世界の美術史を捉え直すものです。  

「あやとり」もそのような深い無意識からの表現として論じられています。  しかし、読めば読むほど、味のある文章で、「あやとり論」を超えていると言うべきかもしれません。その導入部の素晴らしい文章を紹介します。 氏は、これに続く本論で、あやとり遊びは < 無限への呪術 > であるという深い洞察を展開されています。 この < 無限への呪術 > がどのようなことを意味するのか、それは、氏の著書をご覧下さい。 読者は、これまでいだいていた「あやとり」という遊びに対する見方が全く変わることに気付くでしょう。  

 綾とり−−稚い女の子、小さい、優しい指がささやかに紐を操る。一すじ、一すじ、引き張られ、糸は互いにからみあい、くぐり抜けて、形を変える。
 何も知らない、きゃしゃな指だ。鮮やかに糸の端々をつまみ、引き抜き、かきのけ、ひらく。まるで運命を導いてゆくような、眩惑的な指の遊び。一本一本の糸の隙間から、ふと宇宙がひろがってゆく。
 すると、ほかの女の子の指が、さらにそれを突き刺す。ひねる。しぼりあげる。さっと、新しい彩りで別の空間がひらける。まさに無限の変幻である。
 透明なイメージが私の心によみがえってくる。目の前で、呪文のようなサインが刻々と変転してゆく。その鮮やかさ。ハッとする。断絶と連鎖のセンセーション。自然現象の雨とか風、太陽の循環のように巨大ではない。だがこのささやかなドラマの戦慄は深い。私はあの無限の彩りに、自分の手の届かない運命が繰りひろげられてゆくような思いがする。 ( p.151, Copyright : (c) 2002 財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団. All rights reserved. )
この文章の転載を許可していただいた、 財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団 ならびに みすず書房に感謝いたします。

また、無署名性の「あやとり」と署名付の「芸術」とを対照させながら、あやとり遊びの全体性 --- 糸の作り出すパターンのみならず、指、その動き、それらの織りなす空間 --- に着目されています。 静止し完成した個々のパターンの意味の解釈ではなく、パターンを作り上げること、変化させるという動きや、元に戻るという輪廻を思わせる循環性に注目されています。 作ることは、動きであるという認識がすばらしいです。   氏は、あやとりを題材に、あやとり論を超え、人間の奥底から湧き上がるものを見据えているわけです。 それにしても、これほどまでに、あやとりの魅力をみごとに言い当てているとは!!  

ところで、あやとりを趣味としてしている私としては、その魅力として、指と糸との関係ということもあるのではないかと思います:指と糸との接触という原初的な感覚がもたらす、緊張と弛緩、心地よさ、安心感ということもあるのではと思います。  

あやとりの文献というと、民族学、民俗学、文化人類学という方面を探すものですが、「芸術家・岡本太郎」の著作とは!!。 目が開かれる思いです。

TS

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028 『あちゃら』誌の紹介記事 (03/31/2002)

ブロードバンド入門誌 『あちゃら』 5月号 (RECRUIT ) に、あやとりのサイトの紹介記事があります。 この ISFA にも取材の申し込みがあり、M. Sherman 編集長がメール・インタビューに応じました。 記事では、そのごく一部が掲載されています。 ここでは、その全文を紹介しましょう。

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Q1:あやとりは海外で人気のようですが、その魅力とはなんでしょうか。

A1:String figures are attractive because they are simple and complex at the same time: To make string figures, one requires only a simple loop of ordinary string (no batteries, no fancy equipment), but with the simple loop one can generate an infinite number of designs of remarkable complexity.
(カンタンでありながらフクザツにもなるところ、それがあやとりの魅力ですね。 あやとりをするには、両端の結ばれた紐一本があれば、電池も装置も何も要らないのです。 けれど、そのシンプルな糸の輪から、驚くような複雑なデザインを、数限りなく生み出すことができるのです。)

Q2:あやとりのサイトを立ち上げようと思ったきっかけは何ですか。

A2:The ISFA website was set up to promote and advertise our association. Most people don't realize that string figures can be studied in a scholarly fashion.
(あやとりが学術的な手法で研究されていることはほとんど知られていません。 それで、多くの人たちに、それを実践しているISFAの存在を広く知ってもらうためにこのサイトを立ち上げました。)

Q3:ご自身はどんなあやとりが好きですか?

A3:I am quite fond of three dimensional string figures and string figures that move (action figures). String figures were once used as storytelling devices. Some scholars consider them a form of primitive cinema. Therefore, I like to use moving figures when I speak to an audience.
(とくに気に入っているのは、立体的なあやとりと、動きのあるものです。 あやとりは、昔、語り部の視覚的装置として使われていました。 その視覚的装置としてのあやとりを、映画の原初的な一形式と見なしている研究者もいます。 それで、私は皆さんの前で話をする時に、動きのあるあやとりを見せるのが好きなのです。)

Q4:あやとりを普及させるためのイベントなどは考えていらっしゃいますか?

A4:In 2003 the ISFA will be celebrating its 25th anniversary. In 2006 we will celebrate the 100th anniversary of the publication of Jayne's book. Caroline Furness Jayne, an American woman, published the first string figure book in 1906.
(明年には、ISFA設立25周年を迎えます。 また、2006年は、アメリカ人女性 Caroline Furness Jayne による最初のあやとりの本が刊行されてから、ちょうど100年になります。 これらを記念するイベントでもやれればと思っています。)

Q5:何かサイトについてのアピールなどありましたらお願いいたします。

A5:When fellow string figure enthusiasts find our web site, they are thrilled to learn that other people share their interest. Also, they are amazed by the amount of information we have gathered. Our web site is also a powerful resource. It includes a bibliography that lists dozens of books and articles devoted to the study of string figures. We also post descriptions of everything we publish in our annual journal (Bulletin of the International String Figure Association), and an illustrated table of contents for each issue of our quarterly String Figure Magazine. Visitors will also find complete back issues of our newsletter.
(あやとりの大好きな人たちは、このサイトを発見して、自分たちと共通の関心を持つ多くの人々が世界中にいることを知ってゾクゾクするでしょう。 そして、私たちの集めた情報量の多さに圧倒されると思います。 このサイトは、また、たいへん役に立つリソースでもあります−−−数10冊を超える、あやとりを研究対象とした著書や関連記事などの文献リスト、年会報 Bulletin of the International String Figure Association の内容説明、季刊誌 String Figure Magazine 掲載のあやとりの完成イラストと解説があります。 また、会員のプロフィールや活動報告を紹介した「ISFA News」はすべて読むことができます。)

Mark Sherman
Acting Director, ISFA

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なお、記事にある、「また日本でも昔は、語り部の“視覚的装置”としても使われてきました」という記述は誤りです。 Sherman 編集長は、ニュージーランドのマオリの人々のことを念頭において、A3 の回答をしています。

このようなマイナーなサイトに注目して、誌上に紹介していただいた、『あちゃら』誌の関係者の皆様、ありがとうございました。 

Ys

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027 あやとりと数学教育 (03/24/2002)

あやとりを数学教育に利用しようという試みがあります 山川和康 「身近な具体物における数学/あやとりで数学を(1,2)」 (『 数学教育 』:2001/12月号(No.529)、2002/1月号(No.530)、明治図書)。 幾何図形を、身近な材料で手軽に目の前に現出させて、その性質を調べ、考えてみようというものです。

あやとりのスタートの基本形である「Aの構え」や、二人で取り合うあやとり・一人あやとりでおなじみの「つりばし」、「たんぼ」、「川」という作品を用い、平行・ねじれの位置・交わるといった、直線の位置関係を調べさせます。 また、糸を引っ張って、平行四辺形・菱形・長方形・正方形が、どのようにしたら作れるのか、あるいは、平行線と交わる糸をあらたに作り、相似形・平行・比・角度を調べさせます。

幾何図形の性質をあやとりを使って、探求心を持たせようという、なかなか意欲的な試みで、興味深いものです。 図形をノートに書いてみて考えるのも一案ですが、このあやとり法だと、簡単に変形もできるので、動的な考察も可能です。

ここでは、主として平面的な取り扱いですが、複数ループを用いたり、(001)のトピックスで紹介した立体や(001「あやとりダンス」)、ISFA会誌7号 BISFA - Volume 7, 2000 pp.339-342 にある正四面体・正八面体・立方体のような 立体図形を作っても面白いのでは、と思います。

TS

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026 『 夫婦あやとり 』 (03/17/2002)

こういうタイトルの演歌がリリースされました(2002年1月発売 )。歌手は寿美さん( 作詞:関口義明、作曲:但馬久三、編曲:花岡優平、徳間ジャパンコミュニケーションズ)。「あやとり」という言葉のイメージは、お互いの(言葉の)やりとりとか、もつれる−ほぐす、というところでしょうか。 歌詞もそうなっています。

〔追 記 12/21/2008) 
こういうタイトルの演歌もリリースされていました:白川美幸『恋のあやとり』(2002年5月発売 )日本クラウン株式会社。 これも、あやとりにまつわるイメージの言葉が歌詞にあります:からまる、拘る(こだわる)、ほどける・・。

TS

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025 『 ドラえもん -2 (03/10/2002)

『映画ドラえもん のび太の太陽王伝説』(てんとう虫コミックス アニメ版、小学館 2000. 9. 刊)では、のび太とドラえもんは、ふとしたことから‘タイムホール’を使って古代文明に迷い込んでしまいます。 そこで、のび太そっくりの、太陽の国の王子と出会います。 二人は、しばらく入れ替わり、不思議な生活が始まります。 けれども、顔はソックリでも、性格がまるで正反対なふたりです。 片や勇気と知力・体力に優れている者、片や、あやとりしか特技がない者…。 のび太君は、またもや、あやとりを披露しています:“チョウチョ”、“さかな”、“トウモロコシ”、“東京タワー” など。

『ドラえもん』 には、あやとりをしている場面が度々出てきますが、のび太君の作るように実際にそのような形を作り上げられるかどうかは分かりません。 “トウモロコシ”は、この太陽の国の重要な作物ということで作られたのでしょう。 伝承あやとりには「トウモロコシ」は見当たりません。 中南米のあやとりの調査報告が少ないからでしょうか。

“チョウチョ” は、どことなく 山形のチョウ」に似ています。 また、“東京タワー” は、「四段ばしご」 の完成形から片方の手を縮めて、塔にするものです。 「東京タワー」には、複数のループで作り上げる作品もあります(⇒ String Figure Magazine vol. 6, no. 2。)。

“さかな”のあやとりは、「魚」のあやとり のページをご覧下さい。

TS

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024 「バリカン」 (02/17/2002)

「網」−「琴」−「ハンモック」−「バリカン」 と続けて取る日本の伝承あやとりをご存知の方も多いでしょう。 

このあやとりを String Figure Magazine (あやとりマガジン)』 に掲載する時、カリフォルニアの S 編集長から、“What is a Barikan ? という問い合わせがありました。 不思議に思って英和辞典を引いても、「バリカン」に類する単語が見つかりません。 この言葉を見つけたのは、なんと、国語辞典でした。 その名称は、製造元のフランスの会社名 "Bariquand et Marre" に由来するとのこと。 全くの和製単語だったのです。 私たちには、手動式から電動式になっても、あるいは製造会社が変わっても、‘電気バリカン’と呼ぶほどに馴染みのある言葉ですが、英語圏では通用しません。 英語では‘manual / electric hair clippers’と言います。

その後、編集長は1910年の商品カタログに <手動式バリカン> の写真を見つけて、それがこのあやとりの「バリカン」とそっくりなので感心していました。

イラストと英文解説は String Figure Magazine vol. 5, no. 3

(TS)

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023 馬の「アヤトリ」 (02/03/2002)

トピックス 018 十二支のあやとり -1 で、< 「馬」のあやとり > の創作を呼びかけたところ、会員の方から、< 馬の「アヤトリ」 > の話題が送られてきました !?

先週、1月26日の中央競馬の新馬戦で、「アヤトリ」号が快勝して好デビューしたそうです。 JESサーチエンジンで、「アヤトリ」を検索すると、この馬のデータが出てきます。

今回は、少し脱線しすぎたかな?

(TS & KK)

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022 「蛾 (ガ)」のあやとり (01/27/2002) (04/26/2003)

このホームページで紹介されている「蝶」のあやとりは、多種多様で見事ですね。

ところで、1996年に、「蛾」のあやとりを、アラスカの西方沖、ヌニバク島民の「カモメ」 (⇒「鳥」のあやとり ) から工夫して、創作しました。 これまでの「蝶」のあやとりとの違いは、斑紋があること、2対4枚の羽を表していること、頭部があることです。 私には、「イボタガ」が羽を広げて止まっているように見えるのですが、皆さんは、「蛾」に見えますか? 

 (K.K.)

(a)

(b)

"A Moth" by Kazuhiro Kawashima in 1996

To me it seems to be a big moth with eyed wings as the Japanese privet moth (Brahmaea wallichii japonica), which is a near relation of the silk moth (Saturniidae). (K.K.)

(1) Make "A Sea Gull" from the first stage to just before the final step. [ If you release indices at the final step, you get "A Sea Gull". But, do not release indices.]
(2) Release little fingers. 
(3) With little fingers, pass under two far index strings, pick up near index string from below.
(4) Release indices.  
(5) With indices, pick up near and far little finger strings from below. Then arrange the patterns as in above images.

"A Sea Gull" from Nunivak Island Eskimo(*) is the same as Navajo's "Golden Eagle". Both the instruction and the video-clip of making the latter figure are in the Website of "Navajo String Games"(see the ISFA Website "
Links to Other String Figure Web Sites").

(*) Darsie, R., Read, R. C., and Sherman, M. A. (1996) "The Arctic String Figure Project, Part 1: Gordon's Alaskan String Figures." Bulletin of the ISFA 3:22-50.

  「 蛾 」

(1) A の構え。
(2) 人差指を向こうへ、小指の輪を上から引っ掛け、指先を下・手前と回し、親指の輪に下から入れ、親指手前側の糸を取り、指先を逆に回して、元へ戻す。
(3) 親指の輪を外す。
(4) 親指を人差指の下・手前の糸の上に乗せ、他の糸の下を通し、小指向こう側の糸を取り戻る。
(5) 親指の腹で人差指の上・手前の糸を下へ引き、元の親指の輪をすべり落としながら押さえ込む。続けて、人差指の輪の下を通し、小指手前の糸の上に乗せ、指先をパターン中央の方へ向けながら、その背でその糸を取る。それにつれ、親指で押さえていた輪はすべり落ちる。指先を手前・下・向こうへ回し、滑り落ちた糸(人差指の上・手前側からの糸)の下に通す。
(6) 親指を上に向け、その背に位置する、‘滑り落ちた’糸を取る。それにつれ、親指の輪はすべり落ちる。
(7) 小指の輪を外す。両手を左右に軽く引く。
(8) 小指を人差指向こうの2本の糸の下を通し、手前の糸を下から取る。 
(9) 人差指の輪を外す。  
(10)人差指で下から小指の2本の糸を取る。 形を整えると、「蛾」ができる。

(7)で、人差指の輪を外すと 「カモメ」 の出来上がり。 
この「カモメ」と同じあやとりが、ナバホでは「黄金の鷲」と呼ばれています (⇒トピックス053  

 

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あやとりの世界でも、<蛾> は <蝶> に比べると人気がなく、 1905 年に収集されたズールーの人たち (the Zulus) の『 蛾 (別名:めがね)』しか知られていないようです。

さて、創作のこの「蛾」、実際に取ってみると、たしかに、<蝶> ではなく <蛾> に見えます。 なぜそう見えるのか、そのポイントは、胴の太さ(=2対の翅の間隔)にあるようです。 この間隔が広ければ(a)、大型の <蛾> に見えますが、狭ければ(b)、 <蝶> にも見えます。 この見え方は、用いる糸の色にも左右されるかもしれません。

  (Ys)

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021 テレビCM (01/19/2002)

現在、<紙風船−折り紙の折鶴−あやとり>の出てくる資生堂のテレビCMが放映されています。 モデルは、伊東美咲さん。

指先で顔・肌をケアする場面と、指先を使う遊びの<紙風船、折鶴、あやとり>の場面とが、“指先が楽しい分だけ、肌が美しくなれる”といったキャプションとともに、転換していきます。

色鮮やかに染め上げたループで<ひとりあやとり>をしている場面は、見ている方も楽しく華やかな気分になります。 これは、「馬の目」から「鼓」になるところです。

このように、あやとりが、CMに取り入れられることもたまにはあります。 ただ惜しむらくは、パターンそのものを見せるよりも、あやとりをやっているということに力点が置かれることが多いことです(しかたがないのかな)。

(TS)

このCM制作者の裏話については トピックス 042 へ。

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Last updated  04/05/2005