Last updated: 2020/12/19

甲殻類のあやとり

ここでは、甲殻類のあやとりを紹介しています。

「オカガニ」

パプア・ニューギニア

フライ川の河口近くにあるキワイ (Kiwai) 島で収集。

初出 Rivers, W.H.R. & A.C. Haddon. (1902) "A method of recording string figures and tricks" Man 2:146-53: pp.151
Ys 2003/06/14

取り方: 小舟~カニ

「かに」

日本

さいとうたま あやとりコレクション》 1970年頃、東京・西多摩で中年女性から。この後、「納豆」→「女の子」と続く。

取り方:『あやとりいととり 1』(pp.30 かに)

Ys 2007/07/02

取り方: カニ~納豆~女の顔

「ハマトビムシ」

クワクワカワク

1930年、ロシア人の民族学者 J.P. Averkieva が、クワクワカワク (クワキウトル) の少女から収集。 「ハマトビムシ」は体長1cmほどの甲殻類 (端脚目)。砂浜に生息し、引き潮になれば、海岸に打ち上げられた海藻を食べます。潮の干満にともなって跳びながら移動、その跳躍の高さは約30cmに達するそうです。大きな ‘ノミ (flea)’ のように見えるので、英語では「sand flea, sand hopper, beach flea, beach hopper」と呼ばれています。

取り方は "String Figure Magazine" Volume 3, number 1 (March 1998) にあります。その説明では、はじめにループを下に置いていますが、本来は、ループの左端を左手中指に掛けて作ります。(ISFA会員のみが取り方を閲覧できます)

初出 Averkieva, J.P. & M.A. Sherman (1992) Kwakiutl String Figures. American Museum of Natural History, Anthropological Papers 71. Seattle: University of Washington Press. (232 pages)
Ys 2003/06/14