星のあやとり
ここでは、星のあやとりを紹介しています。
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「大きな星」ナバホ |
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「プレアデス」ナバホ |
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「たくさんの星」ナバホ |
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「角のある星」ナバホ |
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「北の星」ナバホ |
「大きな星」は金星。明けの明星は “母”、宵の明星は “父” と呼ばれている。
「プレアデス」すべての星々を創造した “闇の神” の仮面の上に現れる、最も神聖な星座とされる。
「たくさんの星」夜空の星々。
「角のある星」どの星に同定されているかは不明。この星座を儀式にとり入れているメディスィンマンもいたらしい。彗星という伝承もある。
「北の星」北極星。北斗七星とカシオペア座の光源となっている星という伝説も知られている。
この他にも、オリオンの三ツ星や天の川などもあります。興味のある方は、ナバホの地から送られる「Navajo String Games」のサイトへどうぞ (トピックス 030 から入れます)。
Ys
取り方: たくさんの星
夜空をあざやかに流れる天の川や星々の動きは、この土地の人々にとって季節の移り変わりを知らせる暦でもあります。天の川が濃く太く天頂を流れるようになると、雨季のはじまりで、川は増水し、ワニが獲物を追って泳ぎまわり、川岸は非常に危険になります。天の川が地平線に低くかかるようになると、乾季がはじまります。— 野口広『あやとり』(大陸書房) より
取り方:野口広 (1974)『あやとり 続』河出書房新社 など
Ys 2005/06/20
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「星」フィジー |
「星」(真中の結び目) と、その星から四方に放射される光線を表している。
Ys 2004/01/10
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「ロムウィニマダ」ナウル |
夏の星座「さそり座」の1等星アンタレス。赤く見えるので昔の日本では「酒酔い星」とも呼ばれていたそうです。赤道直下の小さな島ナウルでは「Romwinimada ロムウィニマダ」。残念ながら、この星にまつわる言い伝えは出典 (あやとりの本) には記録されていません。
取り方:Maude, H.C., with members of the ISFA (2001) The String Figures of Nauru Island. 2nd Edition, revised and expanded. University of the South Pacific Centre at Nauru, and Institute of Pacific Studies, Suva, Fiji.
なお、大陸本の写真 (pp.139) は誤りです。取り方の記述 (pp.196) は正しいのですが、写真では最後に取り上げる糸を間違えています。
Ys 2006/07/09
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「星」ハワイ先住民 |
カウアイ島で知られていました。現地名 “Hoku” は「星」全般を示す語で、このあやとりは特定の星をイメージしているのではないようです。
Ys 2007/10/27
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「ほし」日本 |
《さいとうたま あやとりコレクション》
1970年、西多摩郡の M さんから習う。
このパターンは「ひとり (ふたり) あやとり」の「つづみ」を上下逆にした形です。以下の取り方で「ひとりあやとり」に続けることができます。
- 親指と小指を中指の輪に下から入れ、中指をその輪から抜きます → 「馬の目」になりました。
取り方:『あやとりいととり 1』(pp.23 ほし)
Ys 2006/07/09