☆☆☆☆デュラング


デュラング
ナウルのあやとりです。
H. C. Maude 氏が採集しました。 デュラング(Durang)の妻エイジャボング(Eijabong)は、人々の魂を抜いて病気にしたり衰弱させると言われていました。彼女はまた、他人が食べた食べ物から栄養を取ることができました。このあやとりはとても古いと考えられていました。[84]
  1. ナウルの構え1。
    1. 人差指の構え。
    2. 人差指の糸を中指に移す。(中指の構えと同じ)
    3. 親指の糸を人差指に移す。
    4. 左親指背で上から右人差手前の糸を取る。
    5. 右親指で左親指手前の糸を根元で取る。
  2. 親指腹で人差指の輪と中指の輪(4本の糸)を押さえる。
  3. 人差指で向こうから小指の2本の糸を引っかけ、親指の輪の中に入れ、5本の糸を向こうへひねって取る。
  4. 親指を放す。
  5. 親指を下から人差指の5本の輪の中に入れ、人差指向こう上の糸を人差指とつまんで、人差指で向こうからひねって取る。
  6. 親指を下から人差指下の中に入れ、人差指向こう上の糸を向こうから取る。
  7. エオンガツバボ。
    1. ティコピア織り2。
      1. 親指腹で人差指手前の糸を押さえる。
      2. 人差指を上から小指の輪の中に入れ、人差指の輪の中から親指手前の糸を上から向こうへひねって取る。
      3. 親指で小指向こうの糸を取り、小指の糸を外す。
      4. 小指で上から人差指手前上の糸を取り、その糸を人差指から外す。
    2. 人差指の糸を外す。
  8. 中指の糸も外す。ここでパタンの形を整えないときれいにできない。
  9. 人差指で親指手前の糸を取り、親指の糸を外す。
  10. 親指で下から小指手前の糸と人差指手前の糸を取り、人差指の糸を外す。
  11. カロリン展開。
    1. 人差指で親指向こうの糸を取り、親指でその人差指で取った糸を人差指に押し付けながら掌を向こうへ向けて展開する。
Durang (A lame man)The String Figures of Nauru Island p.94[84]
Durang (a lame man)The String Figures of Nauru Island p.110[123]