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☆☆☆☆
胃
イヌイットのあやとりです。
T. T. Paterson 氏が採集しました。東部のイヌイットの間では「
腸
」から続けて取られますが、コパーイヌイットでは「
2頭のビッグホーン
」の9までで「胃」が作れることが知られています。「胃」から「2頭のビッグホーン」の10以降を続けて取ることができ、できあがりは「2つの半分の胃」などと呼ばれています。
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4以降の操作は「
2頭のビッグホーン
」の4~9と同じです。(左右対称)
「
腸
」を取る。
人差指の構え。
親指で小指手前の糸を取る。
人差指で親指向こう下の糸を取る。
左親指で右親指手前上の図形中央へ走る斜めの糸を取る。
右親指で左親指手前上の図形中央へ走る斜めの糸を取る。
親指で中央の2本の糸を押さえ(親指の3本の糸は滑り落ちる)、小指向こうの糸を取る。
親指で人差指手前上の糸の下から人差指向こう上の糸を人差指の近くで取る。
親指でナバホ取りする。
小指の糸を外す。
小指を下から親指の輪の中に入れ、親指から人差指への糸にかかる輪の手前の糸を小指腹で掌に押さえる。
人差指でナバホ取りする。
親指の糸を外す。
親指を中央横の輪(腎臓)の中に入れ、人差指と小指の糸を外す。(親指に糸が3本かかる)
糸を強く引いて絡みをほどき、中央で交差している糸が親指下の糸になるようにする。
小指を下から親指の輪の中に入れ、親指向こうの一番下の糸を小指の背で向こうへ押し出し、小指腹で親指向こう上の2本の糸を掌に押し付ける。
人差指を上から親指の輪の中に入れ、親指手前の斜めに走る糸を人差指の背で向こうへ押し出し、親指手前上の水平の糸のうち親指から小指へと走る糸を人差指腹で引っかけて向こうへひねって取る。
親指の糸をすべて外す。
右親指で図形中央の水平に走る糸を取る。
右親指を手前から下向こうへと回して、親指手前の糸を絡める。
右カティルクの途中から取る。
左親指で下から右親指手前の2本の糸を取る。
親指で人差指手前の糸を取る。
親指で2本の糸をナバホ取りする。
人差指の糸を外す。
The Stomach
Eskimo String Figures and Their Origin
—
T. T. Paterson
1949
p.17
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Dec 16, 2023 © ISHINO Keiichiro – k16@chiba.email.ne.jp