☆☆☆☆☆☆エイノゴグ


エイノゴグ
ナウルのあやとりです。
R.C. Garsia 氏が採集しました。[84]
エイノゴグ(Einogog)は、酋󠄁長ガウヌブウェ(Gaunubwe)の孫です。 「エイノゴグと​エウアムウェ」というあやとりにも登場します。取り方が不明なあやとりでしたが、J. D'Antoni 氏により復元されました。[139-2]
  1. 人差指の構え。
  2. 小指の糸を人差指に移す。
  3. 小指で人差指手前上の糸を取り、人差指上の糸を外す。
  4. 右親指と右人差指で親指(人差指ではない)の輪の中から左小指手前の糸をつまみ取り、時計回りに半回転ひねる。
  5. 左右の小指の輪を向こうから輪に入れ、右手を放して左右に引く。
  6. 小指でナバホ取りする。(小さい「太陽」ができる)
  7. チナミト」の6~14と同じように取る。(同じではない)
    1. 指先側を上にして、指から糸をすべて外して床に置く。(原著では小指の糸のみを外す。そのときは13は不要)
    2. 右上の糸をつまみ、反時計回りに1回転ひねって輪を作る。
    3. 輪の右側を右手で持ち、輪の左側を図形中央上部の左右の手前の糸の下をくぐらせて左まで持っていく。
    4. 輪の左右を引いて、もとあった2つの輪を縮退させる。
    5. 図形中央下部に、尾のような輪ができる。
    6. その輪の上に下の左右に横切る下の糸を置く。
    7. 輪の下部をつまみ、図形中央上部の左右の輪にくぐらせる。
    8. くぐらせた輪の中から、上部を左右に横切る糸を小指で下から取る。
    9. 親指と人差指で元々その指にかかっていた糸を取る。
  8. 右手で、左人差指手前の糸を左人差指近くでつまんで、反時計回りに半回転ひねり、左親指にかける。
  9. 左親指で逆ナバホ取りする。
  10. 左手で、右人差指手前の糸を右人差指近くでつまんで、時計回りに半回転ひねり、右親指にかける。
  11. 右親指で逆ナバホ取りする。
  12. 人差指の輪を向こうへ1回転ひねる。
  13. アムワンギヨ。
    1. 人差指で親指向こうの糸を取り、親指の糸を外す。
    2. 親指を上から人差指下の輪の中に入れ、小指手前の糸を取り、小指の糸を外す。
    3. 人差指上の糸を親指に移す。
    4. 人差指ですべての糸の上から親指手前下の糸を取り、親指下の糸を外す。
    5. 人差指上の糸を親指に移す。
    6. 4~5をもう一度行なう。
    7. 親指の輪を手前へ1回転ひねる。
    8. 左親指と人差指で、下から右親指の輪の中から右人差指手前の糸をつまみ出す。
    9. 左親指と人差指で、上から右人差指向こうの糸を一緒につまむ。
    10. 右人差指の糸を外す。
    11. 右親指の糸を右小指に移す。
    12. 右親指で、左手でつまんでいる2本の糸を取り、左手を放す。
    13. 左右を読み替えて8~12を行なう。
    14. 人差指で掌から中央へ走る2本の糸を取る。
    15. 親指の糸を外して、小指で糸を掌に押さえ、左右に引く。
  14. ナウルの終了処理。
    1. 右親指で右人差指向こうから中央へ斜めに走る糸(人差指から人差指へ走る糸でない方の糸)を取る。
    2. 右中指で右人差指向こうの糸を親指の輪の中を通して押し出し、口でくわえる。
    3. 右人差指と右親指の糸を外し、小指を向こうへ開く。
    4. 右人差指腹で右小指向こうから中央へ走る糸の下から右小指向こうの水平に走る糸を引っかけて取る。
    5. 右小指の糸を外す。
    6. 右人差指向こうの糸を右小指で、右人差指手前の糸を右親指で取る。
    7. 右人差指の糸を外す。
    8. 右親指でくわえている糸の上から左の糸を取り、くわえている糸を放す。
    9. 左右を読み替えて1~8を行なう。(左右同時に取った方ができあがりがよい)
    10. カロリン展開。
      1. 人差指で親指向こうの糸を取り、親指でその人差指で取った糸を人差指に押し付けながら掌を向こうへ向けて展開する。
Einogog (Chief Gaunubwe's grandchild)The String Figures of Nauru Island p.152[84]
Einogog (Chief Gaunubwe's grandchild)The String Figures of Nauru Island p.189[124]
Garcia 20 - EinogogThe Reconstruction of Unsolved Nauruan String Figures p.82[139-2]