ナウルの蝶

ナウルのあやとりです。

W. H. Furness 氏がナウルの E. Stephen 氏から採集しました。[8]

取り方が不明なあやとりでしたが、シシドユキオ氏により復元されました。[134]

ナウルの構え１。
1. 人差指の構え。
2. 人差指の糸を中指に移す。（中指の構えと同じ）
3. 親指の糸を人差指に移す。
4. 左親指背で上から右人差手前の糸を取る。
5. 右親指で左親指手前の糸を根元で取る。
親指で上から中指向こうの糸を取る。
人差指で親指向こうの糸を取り、親指の糸を外す。
親指を下から人差指の輪の中に入れ、人差指向こう下の糸を親指腹で押さえる。
親指で小指向こうの糸を取り、小指の糸を外す。
小指で上から人差指手前上の糸を取り、その糸を人差指から外す。
親指の輪を手前へ、中指と小指の輪を向こうへそれぞれ１回転ひねる。
親指を人差指の輪を越えて中指の輪に上から入れて、エオンガツバボ。
1. ティコピア織り５A。
  1. 親指腹で人差指の輪と中指手前の糸（３本の糸）を押さえる。
  2. 人差指を上から小指の輪の中に入れ、親指手前の糸を上から向こうへひねって取る。
  3. 親指で小指向こうの糸を取り、小指の糸を外す。
  4. 小指で上から人差指手前上の糸を取り、その糸を人差指から外す。
2. 人差指と中指の糸を外す。
3. 人差指で親指手前の糸を取り、親指の糸を外す。
4. 親指で下から小指手前の糸と人差指手前の糸を取り、人差指の糸を外す。
5. カロリン展開。
  1. 人差指で親指向こうの糸を取り、親指でその人差指で取った糸を人差指に押し付けながら掌を向こうへ向けて展開する。
外した２本の糸を口などで手前に引いて形を整える。

Ijewaioi	String Figures — C. F. Jayne 1906 p.368	[8]
Ijewaioi (butterfly)	The String Figures of Nauru Island — H. C. Maude & ISFA 2001 p.164	[123]
ナウルの蝶	ナウルあやとりの復元 — 宍戸行夫 (SFAJ 5) 1980 p.2	[134-5]
Jayne 831 - Ijewaioi	The Reconstruction of Unsolved Nauruan String Figures — J. D'Antoni (BISFA 2) 1995 p.56	[138-2]
Ijewaioi	The Reconstruction of the Remaining Unsolved Nauruan String Figures — SHISHIDO Y. (BISFA 3) 1996 p.116	[138-3]

☆☆☆☆☆ナウルの 蝶

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