☆☆☆☆カウイキ


カウイキ
ハワイのあやとりです。
L. A. Dickey氏が採集しました[44]。 17のところで次の歌を歌います。
Ka'uiki, Ka'uiki, ka mauna, ka opa'ipa'i,カウイキ、カウイキ、震える山
E kala i ka hina, Ka'uiki.緩んで傾くまで、カウイキ
カウイキ(Kauiki)は、ハナ(Hana)港の左入口にある歴史と伝説で有名な崖です。嵐の波に打たれると、崖の麓の洞窟に住むウナギのラウメケ(Laumeke)に揺さぶられるため、震えると言われています。
18のところで次の歌を歌います。
O Honuaula, O Kuawalu!おぉホヌアウラ、おぉクアワル
O ke alai a Kaupo!おぉ楽しみの邪魔者
Pale Kaupo!楽しみの妨げ
Ku mai la o Lonomuku.ロノムクが立ち上がった
O Lonomuku kai luna kai lalo!おぉロノムク、上は空、下は海
Kai ke ka'e ka ma'i o ka wahine ohe la ohe la!女の体が昇って行く、昇って行く
Apa, apa, a hewa ana makou.私たちは大きな悪事を働いた
He iwi no kakou a mea la ohe la.昇って行く私たちの骨
これは、妻ロノムク(Lonomuku)が月へ旅立ったため、妻を失った夫の嘆きのようです。上の輪で表されているホヌアウラ(Honuaula)とクアワル(Kuawalu)は、カウイキの麓近くにある寺院で、ここでは夫と妻を象徴しています。ハワイの同様のあやとりで一般的に見られるように、輪が離れていることは、崩壊した家族を表しています。
19のところで次の歌を歌います。
Ke iia mai nci "E hele ka wai o Honuaula.誰かが言った「ホヌアウラの水を求めて
Honuaula a ka huewai水ヒョウタンの赤い土地
Wai nuku polo ula."口は赤いタパで縛られている」
[108]で示されている取り方はこのあやとりの17までですが、添付されている歌は18のものです。「不具のロノ」というあやとりは別にあります。
  1. ハワイの構えB
    1. 左親指、右親指と右人差指に糸をかける。
    2. 左人差指で右親指と右人差指の間の糸を上から向こうへひねって取る。
  2. 右人差指の輪を向こうへ1回転ひねる。
  3. 小指を下から人差指の輪の中に入れ、人差指手前の糸を掌に押さえる。
  4. 親指で人差指手前の糸を取る。
  5. 中指で両手の間のすべての糸を掌に押さえる。
  6. 右親指で左親指と左人差指にかかる糸を掌側から取り、左親指のその糸を外す。
  7. 左親指で今取った糸を越えて、右親指と左人差指にかかる糸を掌側から取り、右親指のその糸を外す。
  8. 中指を放し、人差指の糸を外す。
  9. 薬指を下から親指上の輪の中に入れ、親指手前上の糸を掌に押さえる。
  10. 人差指で親指向こう上の糸を取る。
  11. 中指で両手の間のすべての糸を掌に押さえる。
  12. 右親指で左親指と左人差指にかかる糸を掌側から取り、左親指からその糸を外す。
  13. 左親指で今取った糸を越えて、右親指と左人差指にかかる糸を掌側から取り、右親指からその糸を外す。
  14. 中指を放す。
  15. 人差指の糸を親指に移す。
  16. 人差指と中指を上から親指の輪の中に入れ、親指手前の一番下の糸をつまんでひねって取る。
  17. 親指の糸を外す。— カウイキ
  18. ホヌアウアとクアワル
    親指を人差指の糸にかかる輪の下に入れ、人差指の糸を外す。— ホヌアウアとクアワル
  19. 丸いサツマイモ
    薬指の糸を外す。— 丸いサツマイモ
  20. ホノカウプの蟹
    親指の糸を人差指に移す。
  21. 親指を下から人差指の輪の中に入れ、人差指の糸にかかる輪の手前の糸を取り、人差指の糸を外す。
  22. 親指の糸を人差指に移す。— ホノカウプの蟹
Kauiki or Ke Kumu o KauikiString Figures from Hawaii p.52[44]
不具のレノあやとり(大陸) p.118[108]