☆☆☆☆カウイキ


カウイキ
ハワイのあやとりです。
L. A. Dickey 氏が採集しました[42]。 18のところで次の歌を歌います。
Ka'uiki, Ka'uiki, ka mauna, ka opa'ipa'i,カウイキ、カウイキ、震える山
E kala i ka hina, Ka'uiki.緩んで傾くまで、カウイキ
カウイキ(Kauiki)は、ハナ(Hana)港の左入口にある歴史と伝説で有名な崖です。嵐の波に打たれると、崖の麓の洞窟に住むウナギのラウメケ(Laumeke)に揺さぶられるため、震えると言われています。
19のところで次の歌を歌います。
O Honuaula, O Kuawalu!おぉホヌアウラ、おぉクアワル
O ke alai a Kaupo!おぉ楽しみの邪魔者
Pale Kaupo!楽しみの妨げ
Ku mai la o Lonomuku.ロノムクが立ち上がった
O Lonomuku kai luna kai lalo!おぉロノムク、上は空、下は海
Kai ke ka'e ka ma'i o ka wahine ohe la ohe la!女の体が昇って行く、昇って行く
Apa, apa, a hewa ana makou.私たちは大きな悪事を働いた
He iwi no kakou a mea la ohe la.昇って行く私たちの骨
これは、妻ロノムク(Lonomuku)が月へ旅立ったため、妻を失った夫の嘆きのようです。上の輪で表されているホヌアウラ(Honuaula)とクアワル(Kuawalu)は、カウイキの麓近くにある寺院で、ここでは夫と妻を象徴しています。ハワイの同様のあやとりで一般的に見られるように、輪が離れていることは、崩壊した家族を表しています。
20のところで次の歌を歌います。
Ke iia mai nci "E hele ka wai o Honuaula.誰かが言った「ホヌアウラの水を求めて
Honuaula a ka huewai水ヒョウタンの赤い土地
Wai nuku polo ula."口は赤いタパで縛られている」
[95]で示されている取り方はこのあやとりの18までですが、添付されている歌は19のものです。「不具のロノ」というあやとりは別にあります。
  1. 左親指、右親指と右人差指に糸をかける。
  2. 左人差指腹で右親指と右人差指の間の糸を引っかけ、向こうへひねって取る。
  3. 右人差指の輪を向こうへ1回転ひねる。
  4. 小指を下から人差指の輪の中に入れ、人差指手前の糸を掌に押さえる。
  5. 親指で人差指手前の糸を取る。
  6. 中指で両手の間のすべての糸を掌に押さえる。
  7. 右親指で左親指と左人差指にかかる糸を掌側から取り、左親指のその糸を外す。
  8. 左親指で今取った糸を越えて、右親指と左人差指にかかる糸を掌側から取り、右親指のその糸を外す。
  9. 中指を放し、人差指の糸を外す。
  10. 薬指を下から親指上の輪の中に入れ、親指手前上の糸を掌に押さえる。
  11. 人差指で親指向こう上の糸を取る。
  12. 中指で両手の間のすべての糸を掌に押さえる。
  13. 右親指で左親指と左人差指にかかる糸を掌側から取り、左親指のその糸を外す。
  14. 左親指で今取った糸を越えて、右親指と左人差指にかかる糸を掌側から取り、右親指のその糸を外す。
  15. 中指を放す。
  16. 人差指の糸を親指に移す。
  17. 人差指と中指を上から親指の輪の中に入れ、親指手前の一番下の糸をつまんでひねって取る。
  18. 親指の糸を外す。— カウイキ
  19. ホヌアウアとクアワル
    親指を人差指の糸にかかる輪の下に入れ、人差指の糸を外す。— ホヌアウアとクアワル
  20. 丸いサツマイモ
    薬指の糸を外す。— 丸いサツマイモ
  21. ホノカウプの蟹
    親指の糸を人差指に移す。
  22. 親指を下から人差指の輪の中に入れ、人差指の糸にかかる輪の手前の糸を取り、人差指の糸を外す。
  23. 親指の糸を人差指に移す。— ホノカウプの蟹
Kauiki or Ke Kumu o KauikiString Figures from Hawaii p.52[42]
不具のレノあやとり(大陸) p.118[95]