つまむ星


つまむ星
ナバホ族(Navajo)のあやとりです。
S. Culin 氏が採集していますが、取り方は示されていません。[13]
W. Wirt 氏が採集しました。 おうし座ヒアデス星団の下枝にある二重星(おうし座θ星)を表しています。 アルデバラン(おうし座α星)が点火星です(点火星については北の星参照)。 この2つの星はオリオン星団とプレアデス星団の子供であるとも言われています。 オリオンとプレアデスが婚外子ヒアデスを産んだとき、双子だったために争いが起こりました。双子は女の子でした。オリオンの娘は「巡りゆく老い」、プレアデスの娘は「そして訪れる幸福」と呼ばれました。 ナバホ語名では「挟み合う星」と言います。挟み合う星は母なる大地と父なる空の関係をも表しています。 [130-7]
  1. ひねったナバホの構え。
    1. 右の糸が上になるように小さい輪を作る。手前に大きな輪が垂れている。
    2. 小さい輪の右側を左に左側を右に持っていき、輪をひねる。
    3. 人差指を向こうから小さな輪の中に入れ、親指を大きな輪へ入れ、指を向こうから上へ向け、糸を左右に引く。
  2. 2つの星」の2以降を取る。
    1. 人差指の糸を親指に移す。
    2. 人差指を上から親指の輪の中に入れ、親指向こう下の糸を取る。
    3. 小指を下から親指の輪の中に入れ、親指手前上の糸を上から掌に押さえる。
    4. 親指の糸を外す。
sô ahóts'ii (twin stars)Games of North American Indians p.763[13]
Pinching StarsString Games of the Navajo : 1999-​2000 — p.139[130-7]