北の星

ナバホ族（Navajo）のあやとりです。

C. F. Jayne 氏が1904年のセントルイス万博でナバホ族のふたりの少女から採集しました。[12]

北極星を表しています。ナバホ語名では「回転するものの点火星」と言います。回転するものとは北斗七星（回転する男）とカシオペア座（回転する女）です。これらは点火星である北極星から供給される光で輝きます。回転する星座はナバホの家族、ホーガンで一緒に暮らす夫婦も象徴しています。北極星はホーガンの中央の暖炉の火を表し、生命を象徴しています。 [140-7]

「たくさんの星」の2を省いて取る。

人差指の構え。
親指で小指手前の糸を取る。
中指で親指向こうの糸を取り、親指の糸を外す。
親指を上から人差指の輪の中に入れ、小指向こうの糸を取り、小指の糸を外す。
親指と人差指を合わせて、中指向こうの糸を下から取り、中指の糸を外す。
人差指でナバホ取りする。
親指でナバホ取りする。
親指腹で親指の輪にかかる上の糸を押さえる。

North Star	String Figures — C. F. Jayne 1906 p.65	[12]
North Star	Mathematical Recreations and Essays — W. W. R. Ball 1911 p.366	[15]
北の星	あやとり続 — 野口広 1974 p.138	[91]
北の星	あやとり（大陸） — 野口広 1980 p.81	[104]
North Star	String Games of the Navajo — W. Wirt, M. Sherman, M. Mitchell (BISFA 7) 2000 p.148	[140-7]

☆北の星