矢を取り合うふたりの少年・犬の喧嘩


矢を取り合うふたりの少年・犬の喧嘩
クラマス族(Klamath)のあやとりです。パプアニューギニアにも同じあやとりがあります。
J. L. Cox 氏がクラマス族の Emma Jackson さんから採集しました。[12]
クラマス族ではでは少年の争いですが、パプアニューギニアでは「犬の喧嘩」です。7で棒ではなくて簡単に破れる細い紙切れを挿入します。人差指を外してゆっくり引くと、紙によって犬が一度止まります。これは犬が争っていることを表しています。さらに引くと犬が千切れた紙を持って左右に去ります。[21]
5までは「棺を覆う布」と同じです。
  1. 手首に糸をかける。
  2. 小指で手首手前の糸を取る。
  3. 親指で手首向こうの糸を取る。
  4. 人差指で掌の交差の2本の糸を取り合う。
  5. 手首の糸を外す。
  6. 人差指で小指向こうから親指手前のかかる縦の糸を上から押さえ、左右に引く。人差指の糸は滑り落ちる。
  7. お手伝いにペンなどの細い棒をパタン中央に入れてもらう。人差指で押さえている輪が少年で、棒が矢です。
  8. 人差指を放して強く引き矢を捕まえる。お手伝いは捕まらないように矢を素早く引いて遊ぶ。
Two Boys Fighting for an ArrowString Figures p.317[12]
Two Dogs FightingCat's Cradles of the Kiwai Papuans, British New-Guinea p.229[21]
Two Birds (Kinya)String Figures from Northern New Guinea p.211[78]
矢をとりっこするふたりの子供あやとり 続 p.153[91]
WaterString Figures of Papua New Guinea p.141[100]
Ukasar Umai (two dogs fighting)String Figures from Torres Strait : Laade — p.18[140-14]
Thief Catch IIString Figures from the North Fly District, Papua New Guinea p.80[143-14]
Ukasar umai (two dogs fighting)Wame: String Figure Chants and Stories from Saibai Island, Torres Strait : Laade — p.167[143-21]