矢を取り合うふたりの少年


矢を取り合うふたりの少年
クラマス族(Klamath)のあやとりです。パプアニューギニアにも同じあやとりがあります。
J. L. Cox 氏がクラマス族の Emma Jackson さんから採集しました。[8]
クラマス族では少年の争いですが[8]、パプアニューギニアでは犬の喧嘩です[21]
お手伝いが必要です。
6までは「棺の上の天幕」と同じです。
  1. 手首に糸をかける。
  2. 小指で手首手前の糸を取る。
  3. 親指で手首向こうの糸を取る。
  4. 右人差指で左掌の2本の糸を取る。
  5. 左人差指で右掌の2本の糸を取る。
  6. 手首の糸を外す。
  7. 人差指で小指向こうから親指手前のかかる縦の糸を上から押さえ、左右に引く。人差指の糸は滑り落ちる。
  8. お手伝いにペンなどの細い棒をパタン中央に入れてもらう。人差指で押さえている輪が少年で、棒が矢です。
  9. 人差指を放して強く引き矢を捕まえる。お手伝いは捕まらないように矢を素早く引いて遊ぶ。
Two Boys Fighting for an ArrowString Figures p.317[8]
Two Dogs FightingCat's Cradles of the Kiwai Papuans, British New-Guinea p.229[21]
矢をとりっこするふたりの子供あやとり 続 p.153[83]
Ukasar umai (two dogs fighting)Wame: String Figure Chants and Stories from Saibai Island, Torres Strait : 1965-66 — p.167[130-21]