☆☆国境


国境
モザンビークのあやとりです。
E. D. Earthy氏が採集しました。 中央の隙間が戦争によってできた国境の塹壕を表しています。 かつてモザンビークの農村では、母親たちは何でも紐で絵を作っていました。そのデザインは代々母から娘に受け継がれていました。母親たちが畑仕事をしている間、娘たちを飽きさせないようにしていたので、娘たちは賢くなりました。昔は、あやとりは占いや魔術と結びついていたので、娘たちはそのことに口をつぐんでいました。[56]
結び目を作る代わりに「金魚」では道具を使います。できあがりは「」「名前なし」「コ ツク ウレ レンガ」と同じです。
  1. 人差指の構え
  2. 小指の糸を薬指に移す。(この操作はしなくても取れるが、このように伝わっている)
  3. 人差指の糸を中指に移す。
  4. 親指の糸を人差指に移す。
  5. 左右の中指の糸を外して、それらをゆるく結ぶ。
  6. 4段ばしご」と同じように取る。
    1. 親指で下から薬指向こうの糸を取る。
    2. 親指で上から人差指向こうの糸を取る。
    3. 薬指の糸を外す。
    4. 小指で上から親指向こうの糸を取る。
    5. 親指の糸を外す。
    6. 親指で上から小指手前の糸を取る。
    7. はしご展開。(途中で糸をほどく)
      1. 親指で人差指手前の糸を人差指の近くで取る。
      2. 親指でナバホ取りする。
      3. 結んである糸をそっとほどく。
      4. 人差指を親指と人差指の間の三角に上から入れる。
      5. 小指の糸を外し、人差指を向こうから上へ回して展開する。
Mukeli wa tiko (A Boundary Trench Between two Countries)Valenge Women p.99[56]
Border Between Two CountriesString Figure Magazine Vol.3, Dec p.11[145-3-4]