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☆☆☆
ドカフルーツ
アルゼンチンのあやとりです。
S. Rydén氏が
トバ族(Toba)
から「2羽の鳩」として採集しましたが、取り方は示されていません。
[58]
J. Braunstein氏が
マカ族(Maká)
から「ドカ」として、O. Sturzenegger氏が
ニバクレ族(Nivaclé)
から「小さなカランチョ」として採集しました。
[123]
[139]
ドカフルーツ(frutos de doca)は、高さ4メートルになる蔓性の植物で、果実はトバ族などでは食用にしています。 カランチョ(carancho)はハヤブサ科の鳥です。
ここではニバクレ族の取り方を示します。マカ族の取り方は、3までが冗長です。「
アナナスセラ
」を見てください。
始めの構え
。
左親指に親指手前の糸を絡める。
右親指で左親指に絡んだ糸を取る。
人差指で掌の糸を取り合う。
人差指を上から小指の輪の中に入れ、小指手前の糸と人差指の糸を絡めて回し取る。
小指の糸を外す。
人差指の輪を向こうへ1回転ひねる。
親指で下から人差指向こうの2本の糸を取る。
親指で2本の糸を
ナバホ取り
する。
人差指手前の水平の糸を人差指の上に持って行き、人差指下の中央へ向かう糸を
ナバホ取り
する。
小指で人差指手前の糸を取り、人差指の糸を外す。(パタンの上に2本の水平の糸、下に1本の水平の糸がある)
掌の糸にかかる2つの輪を、親指の輪にかかる輪を親指側に、下の水平の糸の輪を小指側にする。(上の糸は中央で交差する)
中指を上から掌の糸にかかる2本の糸の間に入れ、外側の菱形の中から下の水平の糸を手前へひねって取る。(人差指を添えるとよい)
親指の糸を外す。
親指で中指向こうの糸を取り、中指の糸を外す。
Two Pigeons
South American String Figures
—
S. Rydén
1934
p.32
[58]
ecakhe'i (doca)
Figuras y Juegos de Hilos de los Indios Maká
—
J. Braunstein
1992
p.52
[123]
ecakhe'i (doca)
Juegos y Lenguajes de Hilo en el Gran Chaco —
J. Braunstein, I. Balducci, M. Reca, O. Sturzenegger
2017
p.79
[139]
Feb 10, 2024 © ISHINO Keiichiro –