お守り

日本のあやとりです。

このあやとりは、産着の背に縫い付ける「背守り」を表しているそうです。広島と京都で採集されています。 [116][117]

このあやとりに関する解説は、生活のあやとり「お守り」を参照してください。

[119] の2023年の動画で、加藤直樹さんによるパフォーマンスを見ることができます。

「ひとりあやとり」の1～5を取る。
1. 中指の構え。（人差指の構えでもよい）
2. 親指以外の指を親指の輪の中に上から入れ、親指手前の糸を取り親指の糸を外す。（返し取り）
3. 小指以外の指を小指の輪の中に上から入れ、小指向こうの糸を取り小指の糸を外す。（小指側で返し取り）
4. 親指で中指（人差指）手前の糸を取り、中指（人差指）の糸を外す。
5. 小指薬指中指を糸から外し、手首の２本の糸を中指と人差指の間に移す。
小指の背で上から親指向こうの糸を取る。
親指の糸を外す。
親指を下から人差指の輪に入れ、人差指向こうの２本の糸を親指腹で下に引く。
親指の背で小指向こうの糸を、人差指腹で小指手前の糸を引っかけて向こうから手前へ回して、人差指の輪の中を通して取る。人差指の輪は滑り落ちる。— 花籠
親指を中央を横切る２本の糸の手前の三角に上から入れ、人差指を向こうの三角に上から入れ、親指と人差指を合わせて下から中央２本の糸の間に入れて、２本の糸を１本ずつ親指と人差指で取る。
左小指を下から中央菱形の間から上に出し、右親指と右人差指で左小指の糸をつまんで取り、向こうへ半回転ひねって、右親指と右人差指にかける。左小指の糸を外す。
左右を読み替えて同様に行なう。
人差指向こうの水平にかかる糸を外す。
人差指で、外した糸を越えて、中央の菱形の向こう上の糸を取る。
親指手前の水平にかかる糸を外す。
親指で、外した糸を越えて、中央の菱形の手前上の糸を取る。
親指と人差指を上から中央の菱形に入れ、人差指と親指を広げる。

お守り	世界あやとり紀行 — シシドユキオ, 野口廣, M. Sherman 2006 p.58	[108]
お守り	あやとり — シシドユキオ 2014 p.10	[111]
OMAMORI	Ayatori: The Traditional String Figures of Japan : 1970-99 — SAITO T. (BISFA 11) 2004 p.105	[116]
お守り	あやとり: 日本の伝承あやとり : 1970-99 — さいとうたま (BISFA 11J) 2022 p.114	[117]
お守り	La Vuelta al Mundo en 80 Hilos : 2023 — P. Lizana, C. Vildósola, M. Garrido	[119]
お守り	国際あやとり協会 Web — ISFA	[121]

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