☆☆立ち上がった尺取虫


立ち上がった尺取虫
ナバホ族(Navajo)のあやとりです。
C. F. Jayne 氏が1904年のセントルイス万博でナバホ族のふたりの少女から採集しました。[8]
尺取虫は後退できないので、何かにぶつかると向きを変えるために立ち上がります。 尺取虫はナバホの星座のひとつですが、どの星かはわかっていません。 [135-7]
できあがりは「赤ちゃん占い」の男の子と同じです。 「ビヒナマ」とは糸のかかり方が異なります。
  1. ナバホの構え。
    1. 右の糸が上になるように小さい輪を作る。手前に大きな輪が垂れている。
    2. 人差指を向こうから小さな輪の中に入れ、親指を大きな輪へ入れ、指を向こうから上へ向け、糸を左右に引く。
  2. 親指の輪を向こうへ1回転ひねる。ナバホではこのひねりを次のように取ります。
    1. 左手を指先を上にして固定し、左人差指の輪が左親指の上を通過するようにして右手を手前から左に回す。
    2. 4本の糸が左親指と左人差指の間を通過するように右手を右に持って行く。
    3. 左右を読み替えて同様に行なう。
  3. 中指薬指小指を下から人差指の輪の中に入れ、薬指小指で人差指手前の糸を掌に押さえ、中指で親指向こうの糸を押さえる。
  4. 右人差指で向こう下から左人差指向こうの糸を、右親指で手前下から左親指手前の糸をそれぞれ取り、左人差指と左親指の糸を外す。(糸は強く引かず、押さえている糸も放さないように)
  5. 右親指で右人差指向こうの2本の糸を取り、右人差指の糸を外す。
  6. 左親指を下から右親指の4本の輪の中に入れ、左右に引く。
  7. 人差指を上から親指の輪の中に入れ、中指で押さえている糸を向こうから取る。
  8. 親指と中指の糸を外す。
A WormString Figures p.222[8]
Standing Measuring WormString Games of the Navajo : 1999-​2000 — p.130[135-7]