☆☆ココナツ紐の家


ココナツ紐の家
ハワイのあやとりです。
L. A. Dickey氏が採集しました。このあやとりには2通りの解釈があります。ひとつは、カメハメハ2世の宮殿で使われていたように、木材がココナツ繊維の紐で固定された草の家を意味するものです。ココナツの紐は丈夫なので、これは夫婦あるいは恋人同士の強い絆を象徴するのでしょう。もうひとつは、非常に高い地位にある酋長の草の家を意味するものです。その家の扉の向こうにはココナツ繊維でできた紐や敷物、そしてはるか遠くの海で採れる珍しい海藻が敷かれていました。正式な地位のない酋長がその扉を通ることは、即死を意味しました。 [44]
J. C. Andersen氏もニュージーランドで採集しまています。 [43]
  1. 下を向く」を取る。
    1. ハワイの構えB
      1. 左親指、右親指と右人差指に糸をかける。
      2. 左人差指で右親指と右人差指の間の糸を上から向こうへひねって取る。
    2. 小指を下から人差指の輪の中に入れ、人差指手前の糸を掌に押さえる。
    3. 親指で人差指手前の糸を取り、ナバホ取りする。
    4. 人差指で中央の水平の糸を上から向こうへひねって取る。(人差指の糸は滑り落ちる)
    5. 親指を菱形の中から向こうへ向ける。
  2. 親指を菱形の中から抜いて中央下の△の中に入れる。
  3. 人差指の糸を外す。
  4. 人差指を上から親指の輪の中に入れ、親指手前下の糸を上から向こうへひねって取る。
  5. 親指の糸を外す。
Whare toto kau (The house without carving, or The plain house)Māori String Figures p.103[43]
Hale-kumu-ka-aha, Method no. 1, or Hale o Kupoloula (house of coconut cord or house guarded by an aha tapu)String Figures from Hawaii p.37[44]