マット Ⅰ

ナウルのあやとりです。

W. H. Furness 氏がナウルの E. Stephen 氏から採集しました。[8]

取り方が不明なあやとりでしたが、H. C. Maude 氏により復元されました。[84]

ナウルの構え２。
1. 人差指の構え。
2. 薬指で人差指向こうの糸を取る。
3. 右中指で左中指腹の糸を取る。
4. 左中指で右中指腹の糸を右中指の輪の間から取る。
すべての指の輪を１回転ひねる。（どちら向きでもよい）
親指腹で人差指手前の糸を押さえる。
親指を人差指向こうの糸の下から中指の輪に上から入れ、中指手前の糸を腹で押さえる。
親指を中指向こうの糸の下から薬指の輪に上から入れ、薬指手前の糸を腹で押さえる。
人差指を上から小指の輪に入れ、人差指腹で小指手前の糸、薬指向こうの糸、中指向こうの糸、人差指向こうの糸を引っかけ、人差指の背で親指手前の糸を取る。
親指で小指向こうの糸を取り、小指の糸を外す。
小指で上から人差指手前上の糸を取り、その糸を人差指から外す。
人差指、中指、薬指の糸を外す。（要するに3～9はエオンガツバボ）
人差指で親指手前の糸を取り、親指の糸を外す。
親指で下から小指手前の糸と人差指手前の糸を取り、人差指の糸を外す。
カロリン展開。
1. 人差指で親指向こうの糸を取り、親指でその人差指で取った糸を人差指に押し付けながら掌を向こうへ向けて展開する。

Representation of a mat	String Figures — C. F. Jayne 1906 p.368	[8]
Itubwer I (Patterned like a mat)	The String Figures of Nauru Island — H. C. Maude 1971 p.115	[84]
Eine Matte	Schnurfiguren aus aller Welt — F. R. Paturi 1988 p.110	[114]
Itubwer 1 (patterned like a mat)	The String Figures of Nauru Island — H. C. Maude & ISFA 2001 p.130	[123]
マット	あやとり — シシドユキオ 2014 p.4	[129]
ナウルのマット	ナウルのマット — 江口雅彦 (SFAJ 1) 1978 p.3	[134-1]
Jayne 830	The Reconstruction of Unsolved Nauruan String Figures — J. D'Antoni (BISFA 2) 1995 p.56	[138-2]

☆☆☆☆マット Ⅰ