J. S. Emerson 氏が採集しました。[28]
このあやとりはハワイで最も人気のあるあやとりのひとつです。
この家に住んでいるふたりは、贈り物を持った人が訪れれば歓迎し、何も持たない人が来れば扉を閉めてしまいます。
塩はたいへん貴重なもので、遠くまで行って手に入れるものでした。タイトルの「塩の家(Hale Paakai)」は「裕福な家庭」を意味するのでしょう。
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He kanaka, he kanaka. | 男が来る、男が来る |
Ae, keia. | ああ、来た来た |
Heaha ma ka lime? | 何を持ってる? |
Aole puolo pa'akai. | 何も持ってない |
Paniia, paniia, ka puka o ko kaua hale. | 閉めろ、閉めろ、家の扉を閉めろ |
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He kanaka, he kanaka. | 男が来る、男が来る |
Ae, keia. | ああ、来た来た |
Heaha ma ka lime? | 何を持ってる? |
He puolo pa'akai. | 塩の束を持っている |
Weheia, weheia, ka puka o ko kaua hale. | 開けろ、開けろ、家の扉を開けろ |
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同じあやとりが日本で「トンネル」として伝承されていますが、入り口の扉を閉じる操作はありません。[109][110]
できあがりは「
はげの男」を上下逆にしたものと似ています。