漁網の杼


漁網の杼
ニューカレドニアのあやとりです。
H. C. Maude 氏がリフ島で採集しました。[74]
(ひ)は、織機で経(たて)糸に緯(よこ)糸を通すために使われる道具です。
多くの異なる取り方が各地にあります。 次のあやとりとできあがりが同じですが、取り方は皆異なります。
  1. 人差指の構え。
  2. すべての指を人差指の輪の中に下から入れ、人差指の輪を手首に落とす。
  3. 親指で小指手前の糸を取る。
  4. 人差指で親指向こうの糸を取る。
  5. 親指でナバホ取りする。(親指手前の水平に走る糸を外す)
  6. 小指の糸を外す。
  7. 人差指の糸を小指に移す。
  8. 手首の糸を外す。

[35] は少し取り方が違っています。

  1. 中指で親指向こうの糸を取る。
  2. 親指でナバホ取りする。(親指手前の水平に走る糸を外す)
  3. 小指の糸を外す。
  4. 手首の糸を外す。
Matamata KarehuMāori String Figures — p.73[35]
Shuttle for Fishing NetString Figures from New Caledonia and The Loyalty Islands — p.4[74]