さとうきび・籐の皿・ザリガニ


さとうきび・籐の皿・ザリガニ
ニューカレドニアやフィジー、オーストラリアなどのあやとりですが、各地に同じできあがりのあやとりがあります。
R. H. Compton 氏がニューカレドニアで「さとうきび」として採集しました。[24]
K. Haddon 氏はオーストラリアで「ザリガニ」として採集しています。[22]
フィジーでは「籐の皿」、ソロモン諸島では「ナイフの砥石」、パプアニューギニアでは「火」など呼び名は様々です。
次のあやとりとできあがりが同じですが、取り方は皆異なります。
  1. 人差指の構え。
  2. 親指を下から小指の輪の中に入れ、親指を向こうから下へ回して小指向こうの糸を取る。
  3. 小指の糸を外す。
  4. 小指を下から人差指の輪の中に入れ、人差指手前の糸を掌に押さえる。
  5. 人差指を上から親指の輪の中に入れ、人差指を下から向こう回して親指向こうの2本の糸を人差指の輪の中を通して取る。
  6. 小指で押さえている糸を放す。
A Cray-Fish (Alowga)Some Australian String Figures p.134[22]
The Sugar CaneString Figures from New Caledonia and the Loyalty Islands p.223[24]
Lalakai (wicker food-platter)String Figures from Fiji and Western Polynesia — p.47[37]
Ratiaha (stone for sharpening knife)Solomon Islands String Figures — p.4[86]
Taro PatchString Figures from New Caledonia and The Loyalty Islands — p.20[98]
Wala Yila WuaString Figures from Pukapuka — p.30[102]
Doga (Fire)Some string figures from Papua-New Guinea — p.20[124-11]
FireString Figure Magazine Vol.5, Sep p.23[126-5-3]
Tuera (string figure which springs open)String Figures of the Austral Islands : 1920-21 — p.105[127-1]